東京で省エネな家を建てるならRCdesign

くもり時々晴れの東京です。

そんな今日は朝から練馬区田柄の現場でサッシ屋さんと打ち合わせ、帰社後は三鷹市の不動産会社さんと電話、文京区根津計画検討、資料作成、お問い合わせ対応、出版社さんと電話など。

午後は高田馬場計画検討、書類作成、朝霞の不動産会社さん来社打ち合わせ、サッシ屋さん来社打ち合わせ、資材発注など。夕方は事務組合さんと電話、世田谷区弦巻のお客様とお電話、小金井東町計画検討、提携事務所さんと電話、資料作成、お問い合わせ対応、ミーティングなど。

蒸し暑さが確実に体力を奪うように感じます。熱中症にはくれぐれもご注意ください。

ではこちら。

クールビズの室温「28度」は腰だめの数字? 「何となく目安でスタート」導入時の担当者が暴露

環境省が平成17年度から呼び掛けている「クールビズ」期間の冷房使用時の室温設定について、導入時の担当者だった盛山正仁法務副大臣が11日の副大臣会議で「科学的知見をもって28度に決めたのではなく、何となく目安でスタートし、独り歩きした」と明らかにした。

また、会議では、出席者から「28度は不快な温度だ」との意見が出て、関芳弘環境副大臣が「検討を加えたい」と応じ、科学的な知見を加えて検討する考えを示した。
2017年5月11日 17時38分 産経新聞

なるほど。

今日も蒸し暑く感じましたので、お車や電車などの交通機関はもちろん、オフィスでも冷房を入れていたというところが多かったのではないでしょうか。

そうなると話題になるのが冷房の温度設定ということです。

しかし、一概に温度設定と言っても、大事なのはそこにいる人それぞれの体感温度だと思うんですけど、それはその人の年齢や性別、活動状況などによっても違いますので、全ての人が同様に快適というのは基本難しいことだと思います。

とは言うものの、必要以上に冷房をすることがエネルギーの無駄遣いになることも事実ですので、国としては省エネ目標を達成するためにクールビズなどのキャンペーンを行うようになりました。

今のクールビズは省エネルギーや地球温暖化対策のために、当時環境相だった小池百合子都知事が導入したものなんですね。

記事によれば、環境省は冷房時の設定温度28度という基準は、労働安全衛生法などに定められたものを準用していると説明。同省の担当者は「エアコンの設定温度ではなく、室温を28度にしてほしいというのがお願いだが、うまく伝わっていないのは事実だ」としていました。

この件に関しては、昨年もこの場所で書かせて頂きました。
去年の記事はこちら→室温設定は26度が正解とか。

この28度という数字は、1966年に定められた「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(通称・ビル管理法)及び「労働安全衛生法の事務所衛生基準規則」の中にある記述で、室温の範囲が17度から28度とあるものが転用されたということです。

したがいまして、28度という温度設定が直接省エネにつながるということはなく、むしろ不快な環境で我慢しながら作業することで、効率の低下による損失の方が大きくなる可能性が高いようです。

ちなみに日本では、機械も人間も生産性が落ちてしまう28度という設定ですが、世界を見渡せば、オフィスの室温はさらに低いそうで、なんとアメリカは23度、オーストラリアは23.3度、シンガポールは22.9度といった数字になっているそうです。

結論を言うと、諸々の条件を考慮すれば、冷房の設定温度を26度とするのが正解ということです。

それよりも、省エネという観点から言えば、建物の気密性と断熱性を高め、なるべく連続運転することが、快適性と省エネを両立する方法だと思います。

家庭でもオフィスでも、本気で省エネかつ快適な暮らしを実現するなら、鉄筋コンクリート住宅を建てることが一番有効な方法です。

それでは。

今日もありがとうございます。


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