RC造の家を建てるならRCdesign

晴れの東京です。

そんな今日は朝から書類作成、法務局と税務署へ書類受け取り、金融機関、帰社後は杉並区高円寺南計画のお客様とお電話、図面作成、お問い合わせ対応、ご近所のお客様とお電話など。

午後は商社さんと電話、港区赤坂計画検討、見積作成、提携会社さんと電話、杉並区今川計画検討、金融機関さんと電話、お問い合わせ対応など。夕方は渋谷区西原計画のお客様とお電話、目黒区駒場計画検討、大工さんと打ち合わせ、ミーティングなど。

朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。

ではこちら。

マンションの「本当の寿命」はいつまで?建て替えは必要か

日本にマンションが登場したのは1950年代のことで、いまや戸建に並ぶ一般的な居住形態として定着している。

鉄筋コンクリート造で堅牢なイメージのあるマンションだが、それでも年を追うごとに建物や設備は老朽化し、やがてその“寿命”を迎えることになる。

そのために、どうしても視野に入れておかなければならないのが、マンションの建て替えだ。
2020年11月11日 6時0分 ダイヤモンド・オンライン

なるほど。

日本の都市部では、マンションという共同住宅タイプに住まいの方も多いことと思いますが、分譲タイプなら自分の資産がどうなってしまうのか、非常に不安を感じているかもしれません。

また、投資家や大家さんでは、自己所有の賃貸マンションの価値や寿命が気になるところではないでしょうか。

それでも賃貸マンションなら、オーナーの意思で建て替えも可能ですが、これが分譲マンションとなると、建て替えの壁は非常に高く、現状の法律や制度の中ではほぼ不可能に近いかもしれません。

今日の記事では、マンション管理組合コンサルタントをされている方が書かれていましたが、その著者さんが携わっているマンションもその建物形状から総戸数、築年数にいたるまで、実にさまざまということです。

その中で、築20年、30年、あるいは40年を経過したマンションの理事の方から、「マンションの建て替えについて、どのように考えたらいいか」という質問を受けることがあるそうですが、著者さんいわく結論から言うと、「マンションの建て替えはできるだけ避けたほうがよい」という考えだそうです。

その理由を細かく述べられていましたが、何と言っても耐久性の観点から説明されていた内容がわかりやすく書かれていました。

まずは分譲マンションの構造として最も多いのは「鉄筋コンクリート造」で、建築・住宅用語で「RC造」といわれるものですね。

例えば擁壁や護岸、陸橋などのように、大規模でも修繕をほとんど実施していないようなコンクリート構造物が実に沢山存在しているんです。

以前にもここで紹介させていただいたことがありますが、日本で初めて作られた鉄筋コンクリート造の建造物は、1911年竣工の三井物産横浜ビル(現・KN日本大通ビル)で、現在も使われています。関東大震災や横浜大空襲を耐え抜いたことで、鉄筋コンクリート造の堅牢さを証明する存在といえます。

構造物では地下鉄のトンネルもRC造です。日本で最初に開通した銀座線などは、開業からゆうに90年を超えており、トンネル内の壁から地下水がしみ出しているところもありますが、現時点でそれが即トンネル崩落などの大きな問題につながるようなことはありません。

さらにこちらも何度かご紹介していますが、居住用に作られた鉄筋コンクリート造の建造物として最も古いものは、長崎県の端島、通称「軍艦島」に1916年に建てられた共同住宅の30号棟ですね。

ここは1974年の炭鉱の閉鎖にともない、島民が島を離れてからすでに46年以上経過していますが、特別なメンテナンスや維持管理がされることなく、風雨や波しぶきにさらされながらも、崩壊することなく往時の姿をとどめています。

もうこれだけの実績と事実からしても、鉄筋コンクリート造の耐久性の高さは折り紙付きですが、記事で紹介されていた国土交通省の「中古住宅流通促進・活用に関する研究会」報告書(平成25年)の中では、「鉄筋コンクリート造の物理的寿命は117年」「一般建物(マンション)の耐用年数は120年で、延命措置を施せば150年に延ばせる」という趣旨の発表をしているんです。

ただ、鉄筋コンクリート造ならば、どんなマンションも「100年以上もつ」というわけではありません。ポイントのひとつは設備配管類(給水管や排水管、ガス管など)で、設備配管類の耐用年数はコンクリートの耐用年数よりも断然短く、およそ30年程度で更新が必要になります。

そこで考えられた方法がスケルトン・インフィルという考え方で、これは建物を構造体(スケルトン=建物を支える構造躯体)と内装・設備(インフィル=内外装・設備・間取りなど)に分けて設計するというものです。

たとえば設備配管類をコンクリートに埋め込むのではなく、建物の外部で配管したり、パイプスペースなどを設けて、そこに設置するような設計をしておけば、構造体を壊すことなく、設備配管類の修理や更新が簡単にできます。

記事でも書かれていたとおり、日本には、法隆寺をはじめ、木造建築でも1000年以上使い続けている建造物がいくつもありますが、そのような木造よりもずっと頑丈で、耐久性のある鉄筋コンクリート造のマンションを、たかだか数十年で取り壊してしまうのは不経済であり、環境にも大きな負荷をかける行為に違いありません。

日本に根付いているスクラップアンドビルドという考え方を改めるべきですし、ようやくその考え方が一般的な時代になってきたように思います。

いつもお伝えしているように、マンションと同様に一戸建ての住宅でも、100年以上使えるような建築を残すことが、資産と資本を次世代に残すことになりますし、環境保護の観点からも実践しなければいけません。

RC(鉄筋コンクリート)造の建築なら、RCdesignまで是非お気軽にご相談ください。

それでは。

今日もありがとうございます。


人気ブログランキング ←応援をお待ちしています!