東京で安全な住宅を建てるならRCdesign

くもりの寒い東京です。

そんな今日は朝から資料作成、お問い合わせ対応、渋谷区西原計画検討、サッシ屋さんと電話、構造担当と電話、書類作成、日野市計画検討など。

午後は大田区仲池上計画検討、その後杉並区宮前方面へ、現地調査と打ち合わせなど。夕方帰社後は日野市のお客様とお電話、港区高輪計画検討、お問い合わせ対応、図面作成、ミーティングなど。

北海道の皆さんには、極寒のお見舞いを申し上げます。明日は東京でも雪の予報となっていますので、十分気をつけてお過ごし頂きたいと思います。

ではこちら。

太陽光発電で発火、10年で127件 住宅に延焼も7件

住宅用太陽光発電システムによる発火などのトラブルが、2017年11月までの約10年間で127件発生し、少なくとも7件が屋根側に延焼していたことがわかった。

7件の太陽電池パネル(モジュール)はいずれも、屋根と一体型で屋根側との間に不燃材のないタイプだった。同様のタイプは全国で約11万棟にあるといい、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)は28日、調査結果をまとめた報告書を公表し、注意を促した。
2019年1月28日 16時48分 朝日新聞デジタル

なるほど。

ちょっと前のニュースですが、既設で太陽光発電を設置されているご家庭では、是非点検のうえ必要な対策を行って頂きたいと思います。

太陽光発電の普及が進む中では、いろんな想定外のことも発生すると思いますが、それが住宅火災につながってはいけませんので、老朽化するシステムの対応も含めて、対応を進めていく必要がありますね。

記事によれば、住宅用太陽光発電システムが昨年の10月時点で全国約240万棟に設置されているそうで、そのうち事故につながった屋根と一体型で不燃材が取り付けられていないタイプというのは、約11万棟もあるそうです。

原因のひとつとしてモジュールやケーブルから発生したのは13件ということで、これは経年劣化や製造上の問題から、配線の接続部に不具合が生じて電流が流れにくくなり、別の回路に余分な負荷がかかって発火する可能性があるとしています。

今回の記事で問題となったのは、木造の屋根に直接取り付けられるようなタイプで、その際に太陽光パネルと屋根の間に不燃材が無いことが指摘されています。

一般的に太陽光パネルと設置するには、RC造などの場合に架台で屋根から浮かせて設置される形と、木造の勾配屋根の場合は屋根と一体になる型になりますが、屋根側に延焼した7件はいずれも一体型で、屋根との間に鋼板といった不燃材がない仕様だったそうです。

他にも発電した電気を家庭用に変換するためのパワーコンディショナーや接続箱からの事故もあったということで、これらについては「素材に安全対策が施されているため、住宅火災に至る可能性は低いと考えられる」という報告でしたが、再発防止策として水分が入らないような措置の必要性などが指摘されていました。

消費者庁の事故調は経済産業相に対して、こうしたタイプを製造したメーカーに対応を求めるよう要請し、住宅火災に関するリスク算定や評価などを実施させ、結果に基づき早急な対応をとらせるほか、該当する住人に応急点検の実施を促すよう指摘したということです。

やはり一般的には、電気から火を連想される方がまだまだ少ないように思いますが、火の気の無い所でも、電気があれば火災の危険性があるという認識を持って頂く必要があると思います。

私個人的には、災害に対する備えとして、また今後の電力需給を考えると、電気料金が上がることはあっても下がることは考えられませんので、まだまだ太陽光発電システムを設置するメリットはあると思いますので、設置の検討をオススメいたします。

今住まいづくりを考えるなら、省エネルギーと安全な暮らしの両立が必須ですが、最も理想的な構造はRC(鉄筋コンクリート)造だと思います。

それでは良い連休を。

今日もありがとうございます。


人気ブログランキング  ←こちらの応援も是非。