東京で省エネでも快適な家を建てるならRCdesign

くもり空の東京です。

そんな今日は朝から中区野毛町計画検討、お問い合わせ対応、書類チェック、社内システムメンテナンス、税理士さんと電話、資料作成など。

午後は出版社さんと電話、朝霞市のお客様とお電話、その後金融機関へ、帰社後は町田市中町計画検討、北松戸計画検討、資料作成、北新宿計画検討など。夕方は日本橋の不動産会社さんと電話、土地家屋調査士さんと電話、書類作成、社内ミーティングなど。

いよいよリオオリンピックまで10日を切りましたが、例によって日本ではまだまだ冷静を装っているように思います。いざ始まるとそれなりに盛り上がるんでしょうけど。暑い夏になるのでしょうか。

ではこちら。

オフィスの温度 「28度設定」の根拠は50年前の研究

もはや亜熱帯となった日本だが、「節電」が叫ばれて久しい。オフィスの「28度設定」はすっかり定着してしまった。そもそもどうして「28度」なのか。

夏になると、日本中のオフィスでいっせいにこんなメールが飛び交う。

「夏季期間中は室内温度を28度になるように設定します。社内ではノーネクタイ、ノー上着を奨励。お客様と接する場合の服装は適切な状況判断を」

「クールビズのお知らせ」はもはや日本の夏の風物詩。「軽装で失礼します」といった来客向けのポスターもよく目にする。

2005年に発効した京都議定書で義務づけられた温室効果ガス削減のため、環境省が「クールビズ」の号令をかけた。
2016年7月27日 11時30分 dot.(ドット)

なるほど。

まあ真面目な国民性もあり、本来ならば刻々と変化する自然環境の中で、年々夏が暑くなっていることもあり、クールビズはしっかりと定着しているように思います。

さらに、繰り返し発生する災害でも、節電が求められましたので、その結果エアコンの温度設定は28度が常識として定着したようです。

しかし、もうみんなが感じているとおり、真夏に28度設定にしている室内に入っても、まったく涼しいとは感じませんし、汗が引くまでに何十分もかかるという状況は、決して正しくはありませんね。

記事によると、この28度設定という数字は、1966年に定められた「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(通称・ビル管理法)及び「労働安全衛生法の事務所衛生基準規則」の中にある記述で、室温の範囲が17度から28度とあるものだそうです。

これは50年前の研究から引用された数字で、今のように地球温暖化の問題やヒートアイランド現象などはなく、室内環境もパソコンなんて無い時代ですから、熱を発生させる機械もほとんどないという環境でのお話です。

しかも、法律で定められている17〜28度というのは、あくまでも最低限の範囲を示しているわけで、決して28度という限界値を推奨しているわけではないんですね。 

もちろん体感温度というものは人によって感じ方も違いますから、全ての人が快適という温度設定は難しいと思いますが、どちらかと言えば、暑い人が調整するよりも涼しい人が調整する方が、効率が良いようです。

記事によると、室温が25度から28度に上昇することで、6%も生産性が低下したという実験結果がありましたが、それこそやせ我慢してお仕事の効率が悪くなってしまっては、本末転倒な結果になってしまいます。

こんなことを言っていると、全然エコじゃないし、省エネのことを考えていないと言われそうですが、すでに何回もお話ししているように、エアコンの正しい使い方を考えれば、この設定温度自体はさほど問題ではないんです。

むしろ記事にもありましたが、空調機メーカーがエアコンを設計する時は、26度を設計値として考えられていて、この設計値を基準にしたシステムが一番効率良く動くように設計されているわけです。

さらに、空調設計の教科書というか参考書には、「外の気温が32度のときには室内温度は26度が望ましい」という記述があり、今も26度で設計されているということです。 

一昨日にも書きましたが、夏場の冷房設定温度は26度がオススメです。

ちなみに、機械も人間も、生産性が落ちてしまう日本の28度。世界を見渡せば、オフィスの室温はさらに低いそうです。なんとアメリカは23度、オーストラリアは23.3度、シンガポールは22.9度といった数字になっているそうです。

お役所だとなかなか難しいことかもしれませんが、民間なら明日からでも設定温度の変更が可能なはずです。しっかりとした根拠を示して、周囲の理解を得られるといいですね。

26度設定でも、オフィスのように日中にエアコンを使うのであれば、朝から夜まで一定の室温を保つだけですから、電気代が増加することはさほどでもないと思います。

エアコンを使用することもそうなんですが、温度設定を下げることに対しても、なんら罪悪感を感じる必要はありません。むしろ現実的な温度設定や連続運転など、より省エネと快適性を追求した使用方法というものを、しっかりと実践して欲しいと思います。

家庭でもオフィスでも、省エネで快適な暮らしを実現するなら、鉄筋コンクリート住宅が一番オススメです。

それでは。

今日もありがとうございます。


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