令和に土地から家を建てるならRCdesign

夏模様の東京です。

そんな今日は朝から電気屋さんと電話、練馬区上石神井計画検討、板橋区東新町のお客様とお電話、ありがとうございます。お問い合わせ対応、リフォーム計画検討、資料作成など。

午後からは練馬区豊玉北計画検討、見積もり作成、原稿作成、ご近所のお客様と打ち合わせ、お問い合わせ対応、原稿チェックなど。夕方は日野市計画のお客様とお電話、図面作成、ミーティングなど。

今週も運動会というご家庭が多いかもしれませんが、日焼けと熱中症にはご注意頂きたいと思います。お疲れ気味の土曜日ですが、恒例の家づくり講座第401回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

さて、土地探しをする時、その地域の土地価格の相場が気になるものです。

土地価格を表すのに『一物四価(いちぶつよんか)』という言葉があります。『1つの土地に4つの価格がある』という意味です。

4つの価格とは、
・実勢価格・・・実際の取引が成立する価格
・公示地価・・・国土交通省が公示する『標準地』の価格
・相続税評価額・・・相続税や贈与税を計算するときの基準となる課税価格
・固定資産税評価額・・・固定資産税などの税金を計算する基準となる価格
のことです。

これに
・鑑定評価額・・・不動産鑑定士(補助)が鑑定した不動産の価格
を加えて『一物五価』ともいいます。

このように、土地の価格は価値を知る目的に応じて変わってしまうんです。

あなたが気に入った土地を見つけた時、その価格が適正かどうかチェックしたいなら、実勢価格を調べると良いでしょう。

実勢価格を調べる方法のひとつとして、国土交通省の『不動産取引価格情報検索』があります。

不動産取引を行った当事者にアンケート調査を行い、その結果をデータ化して公表しているものです。(スタッフが新築した際にも調査票が届きました^^)

画面左側の検索条件を入力すれば、
・最寄り駅の名称や距離
・取引総額
・土地の坪単価や面積、形状
・前面道路の幅員や種類
・取引時期
など、さまざまなことがわかります。

興味深いデータなので、ぜひ一度覗いてみてください。

ところで、土地に5つの価格があるということは、6つ目の価格としてあなたなりの価格(=値切り)を土地業者に提示してもいいということでしょうか?

はい。もちろんOKです。

しかし、ただ単に「安くしてくれ」というのはいけません。それでは相手に失礼です。

なぜその価格にしてほしいのか、その根拠を相手に伝えなければなりません。

例えば、「土地と建物で3千万円の予算があります。こんな建物を計画しているので、建物に2千万円の予算が必要です。今の収入では、これ以上融資を受けることができません。予算に合う土地を探そうとしたのですが、この土地以上に気に入るところを見つけられませんでした。」という具合に。

これは、かなり自分勝手な根拠です。しかし、それでいいんです。後は、相手がそれを受け入れるかどうかですから。

人気が高い土地なら、この交渉は受け入れられないでしょう。しかし、一日でも早く売りたい状態であれば業者は交渉に応じます。

ただし、「○か月以内に新築するのなら売ってもいいですよ」という具合に、業者から条件を提示されることはあります。お互い様なので、条件をすり合わせるといいですね。

ここで、価格交渉について注意してほしいことをお伝えしておきます。

土地の価格交渉はOKですが、建物の価格交渉はお勧めできません。

なぜなら、仕事に困っている業者や営業主体の業者などでは、材料の質を落とされたり、手抜き工事をされるリスクがあるからです。

ものづくりに対して、誇りを持っている業者は価格に対しても自信を持っているものですし、その責任の重さや品質に関して一定の理解と信頼を維持する必要があるでしょう。

安易な価格交渉にはご用心くださいね。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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