東京で家を建てるならRCdesign

朝雨のち曇りその後晴れの東京です。

そんな今日は朝から書類作成、お問合せ対応、文京区本駒込計画のお客様にご来社頂き打ち合わせ、ありがとうございます。看板屋さんと電話、中野区大和町計画検討など。

午後は金融機関、帰社後は資料作成、日野市計画検討、見積作成、書類作成、江東区平野計画検討など。夕方は中野区上鷺宮計画検討、お問い合わせ対応、ミーティングなど。

先週末は出張があってお届け出来ませんでしたが、いよいよ10月も最後の週末になってしまいました。ハロウィーンで盛り上がっているかもしれませんが、今週も土曜日恒例の家づくり講座第382回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

さて、今日は『用途地域』についてお話しします。

用途地域は12種類に分類され、市街化区域の土地が適正に利用されるよう建物の用途、容積率、構造などに対し、一定の制限を設けています。

その理由は、種類の異なる土地利用が混じっていると、お互いの生活環境や業務の利便性が悪くなるからです。

では早速、12の用途地域を簡単にご紹介します。

1.第一種低層住居専用地域 
低層住宅のための地域。小規模な店舗や事務所を兼ねた住宅や、小中学校などが建てられます。 
(低層住宅とは、1〜2階建ての住宅。地域によっては3階建ても含める)

2.第二種低層住居専用地域 
低層住宅のための地域。小中学校のほか、150平方メートルまでの小規模な店舗などが建てられます。

3.第一種中高層住居専用地域
中高層住宅のための地域。病院、大学、500平方メートルまでの一定の店舗などが建てられます。

4.第二種中高層住居専用地域
中高層住宅のための地域。病院、大学などのほか、1,500平方メートルまでの一定の店舗や事務所など、必要な利便施設が建てられます。 

5.第一種住居地域
大規模な店舗、事務所の立地を制限し、住居の環境を守るための地域。3,000平方メートルまでの店舗、事務所、ホテルなどは建てられます。 

6.第二種住居地域 
住居の環境を守るための地域。
店舗、事務所、ホテル、カラオケボックスなどは建てられます。

7.準住居地域
道路の沿道において、自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居の環境を保護するための地域。 

8.近隣商業地域 
近隣住宅地の住民のための店舗、事務所などの利便の増進を図る地域。
住宅や店舗のほか、小規模の工場も建てられます。 

9.商業地域 
銀行、映画館、飲食店、百貨店などが集まる地域。
住宅や小規模の工場も建てられます。 

10.準工業地域 
軽工業の工場やサービス施設等が立地する地域。
危険性、環境悪化が大きい工場のほかは、ほとんど建てられます。

11.工業地域 
工業業務の利便増進を図る地域。
どんな工場でも建てられるほか、住宅、店舗も建てられます。ただし、学校、病院、ホテルは建てられません。

12.工業専用地域 
工場のための地域。
住宅、店舗、学校、病院、ホテルなどは建てられません。 

これらを意識しながら街並みを見ると、「あ、この地域はきっと・・・」と、ある程度予想できるようになります。

もし「将来、家の近くに中高層の建物ができたら嫌だ」などのこだわりがあるのなら、土地選びの際にしっかりチェックしたいですね。

お気付きのとおり、工業専用地域では住宅を建てることが出来ませんが、それ以外の全ての地域で住宅の建築が可能です。しかしその分環境には十分注意する必要があるということです。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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