東京で日本の家を建てるならRCdesign

晴れて暖かくなってきた東京です。

そんな今日は朝から資料作成、店舗改修工事計画検討、提携会社さんと電話、その後法務局と出張所へ書類受け取りに、帰社後は地方銀行さんと電話、町田市中町計画検討、お問い合わせ対応、塗装屋さんと電話、郵便局など。

午後は新宿区中落合計画検討、リフォーム工事計画検討、図面作成、目黒区八雲計画検討、業者さんと電話など。夕方は高田馬場計画のお客様とお電話、北松戸計画検討、ミーティングなど。

暖冬すぎな感じですが、やっぱり暖かいと活動しやすいですね。

ではこちら。

新国立競技場に新たな問題浮上、聖火台はどこに?

【AFP=時事】2020年東京五輪のメーン会場となる新国立競技場(New National Stadium Japan)の聖火台の設置場所について、主催者側が検討していなかったことが明らかになり、長らく続くスタジアム問題に新たな課題が浮上した。

 昨年、当初のスタジアム計画を白紙に戻した後、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(The Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)は、屋根に木材を使用する新デザイン案の中で聖火台についての議論を重ねていなかった。

 遠藤利明(Toshiaki Endo)五輪担当相は4日、「あまり議論されず、前の計画の段階で済んでいたのだと思っていた」と語った。

 続けて「聖火台の点火は五輪のメーンイベント。どのように点火するのか、聖火台をどこに設置するのかは後日議論される」とコメントした。
2016年3月4日 16時18分 AFPBB News 

なるほど。

それにしても次から次へと問題が出てくるものですね。

日本では建築に関する法律が非常に多く複雑ですので、単にデザインだけ考えても、それを実現出来るかというと、そう簡単ではありません。

もちろんこれだけの国家的プロジェクトですから、それ相応のプロフェッショナルが対応してきたはずですので、現状の設計で法に抵触することは無いと思います。

今回建築家の隈研吾(Kengo Kuma)氏の設計案では、屋根に木材が使用されるようですので、聖火台の設置場所によっては、消防法にも抵触してしまう可能性もあるでしょう。

わたし的には木材も適材適所に使うべきだと思いますので、公共の屋根に使うべき材料ではないと以前から主張していたんです。

しかし、記事にもあるよに、そもそも今回の発注は新国立競技場のコンペであって、オリンピックスタジアムのコンペではないということですので、発注者からは聖火台の設置が注文されていなかったということです。

注文者からの要望が無かったから、設計者としてもその設置は計画しなかったということですね。

もしかすると、発注者側が素人だったということももちろんあると思いますが、それにしてもあまりにもお粗末ではないでしょうか。

一戸建ての住宅を建てる時に、トイレの発注をしない人はいないと思います。同じように、国家的プロジェクトで、オリンピックのメイン会場とすることが目的ならば、聖火台を考えることは当然ではないでしょうか。

もちろん設計者側としても、言われていないから計画しなかったということは言えません。同じように設計の目的が明らかなんですから、聖火台の設置を一度は提案していても不思議ではありません。

しかしながら、発注側がその提案を重要視せずに、設計者の助言に耳を貸さなかったとすると、発注者側の意識があまりにも低かったと言わざるを得ませんね。

報道によると、遠藤利明・五輪担当相は「聖火台の場所をどの段階でどう作るか、決めていなかったんです。設計を変えるとなれば大ごと。建築費用が変わってくる。5月の連休前までには決めていきたい」という発言をされていました。

日本が平和で良かったです。

何かを誇示する必要は無いと思いますが、結果として日本で開催したことにより、安全に開催出来たり、外国の人が日本に興味を持ってくれて、平和や環境について気づきを得られるような大会になれば良いと思います。

がんばりましょう。

それでは。

今日もありがとうございます。


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