災害に強い家を建てるならRCdesign

くもりのち晴れの東京です。

そんな今日は朝から資料作成、杉並区高円寺南計画検討、社内ミーティング、目黒区原町計画検討、北区赤羽西計画検討、書類チェック、大田区田園調布計画検討、図面作成など。

午後は図面作成、世田谷区三宿計画検討、お問い合わせ対応、書類作成、賃貸管理業務、リフォーム計画検討、構造担当と電話など。夕方は渋谷区西原計画のお客様とお電話、文京区白山計画検討、各種段取り、ミーティングなど。

乾燥と寒さが続いていますね。暖かくしてお過ごしください。

ではこちら。

阪神大震災の追悼行事、参加者激減 コロナで規模縮小 記憶の継承にも影響

6434人が犠牲となった阪神大震災は17日、発生から26年を迎えた。神戸市中央区の東遊園地では「1・17のつどい」が開かれ、発生時刻の午前5時46分、「がんばろう 1・17」の文字に並べられた灯籠(とうろう)に向かって遺族らが黙とうした。

今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、各地で集会などが縮小されたり、中止されたりして、自宅などでの追悼に変更した人も多い。記憶を継承・共有する追悼行事や防災訓練など、集うことで効果が上がる活動もあり、一層の知恵が求められている。
2021年1月17日 19時5分 毎日新聞

昨日は阪神・淡路大震災から26年という日でしたね。

毎年この日を迎えると、私も当時の記憶がよみがえりますし、今も取り組んでいるRC住宅の普及を再確認すると共に、そのスピードがなかなか進まないもどかしさを感じます。

今年はやはりコロナ禍ということもあって、いろいろな行事が縮小や中止となっていますので、寂しい思いをされている方も多いことと思います。

本当に心配なのは、この教訓を語り継ぐということまでもが、途切れてしまわないように、意識と努力を続けていかなくてはいけないと思います。

記事にもありましたが、学習施設「人と防災未来センター」(神戸市中央区)では2020年4〜11月の来館者が約1万9000人だったそうです。4〜5月の緊急事態宣言に伴う休館や修学旅行の減少で、前年の約17万人の1割程度にとどまったということです。

さらに被災体験を対面で伝える「語り部」の利用者も前年の約4万人から約5000人にまで落ち込んだということ。VR(仮想現実)の活用で補うが、語り部の高齢化も進んでおり、記憶の風化が進む懸念もあると書かれていました。

これまでに、日本人は本当に多くの犠牲を払わせられてきたと思います。災害大国ということもすでに周知の通りなんですけど、何故か数年で忘れられたり、優先順位が下げられてしまうことが繰り返されているように思います。

そんな中、先日発見した記事で紹介されていたのが、すごい本が出たという記事で、「スマホで見る阪神淡路大震災〜災害映像がつむぐ未来への教訓」(西日本出版社)というもの。

これの何がすごいかというと、各ページに印刷されているQRコードにスマートフォンのカメラをかざすと、朝日放送がウェブサイトで一般公開している震災映像の巨大なアーカイブに瞬時にアクセスでき、ニュース用に粗く編集した当時の映像を全て無料で見ることができてしまうということ。

地震発生時のテレビの生放送の様子、倒壊した家屋、街を襲う火災、遺体の捜索、避難所の状況など、震災直後を記録したざらついた映像からは生々しい臨場感と緊迫感が伝わってくるそうです。

この本の著者さんは「400年先に震災の教訓を伝える」という遠大な目標を掲げて黙々と作業を進め、ついに「本」という形で世に問うことができたとか。

この「400年前」というのは、慶長伏見地震があった「1596年」を指すそうで、阪神・淡路が起こる前は、関西に住む人の大半は「この辺は大きな地震が起こらない」と油断していたということなんです。

実は400年前に伏見城が破壊されるほどの揺れに見舞われており、神戸でも液状化や古墳の崩壊などの被害がもたらされていた。「古文書にはこうした被害の記述があったにもかかわらず、災害は伝わっていなかったんです」と書かれていました。

ちゃんと記録が残っているにも関わらず、教訓にすることができなかったのは、400年という時間も確かにあったと思いますが、あまりにも人間の愚かさを感じてしまいます。

この「スマホで見る阪神淡路大震災〜災害映像がつむぐ未来への教訓」という本は西日本出版社から税別1500円で発売中ということです。

阪神淡路大震災以降も、日本では多くの震災や自然災害に見舞われましたが、どれだけ教訓を残せているか、また対策を行ってこれたかを考えると、先人の人たちに申し訳ない気持ちになってしまいます。

今年もまた気持ちを新たにして、日本を災害に強く豊かな国にするために、RC住宅の普及に尽力して参りたいと思います。

それでは。

今日もありがとうございます。


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