東京で高性能な家を建てるならRCdesign

雨の東京です。

そんな今日は朝から商社さんとお出かけ、埼玉県深谷市にある住宅設備メーカーさんの工場見学と新製品勉強会に出席させて頂きました。とても勉強になりました。

午後に帰社後は新橋の不動産会社さん来社打ち合わせ、日本橋の不動産会社さんと電話、北新宿計画検討検討、中区野毛町計画検討、ガス会社さん来社打ち合わせ、お問い合わせ対応など。夕方は世田谷区奥沢6丁目計画検討、お問い合わせ対応、杉並区宮前計画検討、図面チェック、資料作成など。

今日はまたボロボロになってしまいましたが、最近特に雨の日の症状がひどいんです。
調べによると、人間の身体というのは、気圧が下がると体内でヒスタミンが多く分泌されるそうです。ということは、晴れの日に対して雨の日というのは、気圧の低い状況になってしまいますので、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンが多量に分泌されて、結果として晴れの日よりも症状が悪化しているようです。
 
ではこちら。

24時間換気ってなぜ必要?しないとどうなる?

新居への引っ越しやマンション購入する際などに、「24時間換気システム」という言葉を耳にする。

自動的に室内の空気の入れ替えが行える換気設備のことだが、2003年の建築基準法の改正で導入が義務化され急速に普及した。しかし、一日中換気をするのを想定している建築物となると、換気しないとどうなってしまうのか気になるところだ。

そこで、24時間換気システムの販売を行っている三菱電機株式会社に詳しく聞いてみた。
2016年4月7日 12時0分 教えて!goo ウォッチ

なるほど。

この問いに関しては電機メーカーさんに聞くよりは、住まいと生活、人間と環境のことをより深く考えている建築設計者に答えて頂いた方が良いでしょう。

ではどうぞ・・・

あいにくまわりに適任者が居ないようですので、代わって私が回答させていただきましょう。

その前に、なぜ24時間換気が必要になったのか、ということをお話ししておかなければいけません。

日本の住宅はハウスメーカーさんが海外の住宅を輸入したり、新しい工法や構造を導入しながら変化してきました。同時に住まいに求められる内容も変化し、安全性や快適性を追求しながら、地球環境や省エネにも当然に配慮しなければいけない時代になってきました。

昨日も書きましたが、従来の日本の住まいは夏を基準に作られていました。当時は空調設備も無く、さらに木材が生きながらえるための考え方だったんですが、この家では室内環境を良くしようとしても、エネルギーロスが大きすぎて、経済的にも環境的にも適さないわけです。

少ないエネルギーを大切に使い、快適な住まいを維持するには、気密性と断熱性を向上させることが一番重要ということで、近年の住宅は北欧などの住宅を見習いながら、進化してきました。

ここで問題が発生してしまったんですが、これまでの日本人は上記のような高性能住宅に住んだことが無く、その住宅の使い方や暮らし方を学ばずに、使い始めてしまったんです。

相変わらず室内で化石燃料を燃やすタイプの暖房器具(石油ストーブやガスストーブなど)を使い続け、結露現象に対しても何ら対策をしないまま住み続けてしまった結果が、シックハウス症候群という健康被害になりました。

そのような健康被害が社会問題化してから、ようやく国としても対策を考えるようになり、建築基準法で計画換気が義務づけられるようになったわけです。

さてそこで、この24時間換気をしないとどうなるかというと、まず住まいには人が生活しているわけですが、この人が呼吸すると二酸化炭素が発生し、気密性の高い部屋ではその濃度が高まり、息苦しさや頭痛の原因になることがあります。

さらに、先ほども書いたように、室内で化石燃料を燃やせば、換気が不十分の場合一酸化炭素中毒を招く危険性もあります。

同時にシックハウスの原因のひとつとなった、建材などから発生するホルムアルデヒドや、VOCと呼ばれる揮発性有機化合物などの化学物質が充満してしまい、アレルギー反応を引き起こすなどがあげられますね。

もうひとつ大切なこととして、冬場の室内では発生した水蒸気を排出しなければ、結露が発生する可能性が高まります。この結露がカビの原因となり、ダニの繁殖を招くことにもなりますし、場合によっては木造の柱を腐らせるなど、住まいを痛める危険性も高まってしまいます。 

これらのことから、24時間換気が非常に重要であるということをご理解頂けたと思います。

あ、くれぐれも24時間換気を作動させる場合は給気口を開けるということと、窓は全て閉じておくということも、同時に必ず守ってください。

安全で快適な生活には多少のルールも必要ですし、間違った使い方では、性能を発揮出来ないだけではなく、そこに住む家族の健康を害してしまうこともありますので、本当に注意してください。

高性能住宅とその使い方に関して、ご不明な点がございましたら是非お気軽に弊社までお問い合わせください。

それでは。

今日もありがとうございます。


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