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処暑でも相変わらずの猛暑な東京です。

そんな今日は朝から新白岡のお客様宅訪問、打ち合わせ。ありがとうございます。帰社後はミーティング、資材発注、不動産業者さんと電話、材料メーカーさんと電話、産廃業者さんと電話、蓮根のお客様とお電話、原稿チェック、弦巻のお客様とお電話、関連会社さん来社、サッシ屋さん来社打ち合わせなど。

午後は都市銀行さんと電話、ガス会社さん来社、坂下のお客様とお電話、電気屋さん来社打ち合わせ、1丁目のお客様宅へ書類お届け、材料メーカーさんと電話、水道屋さんと電話、書類チェックなど。夕方は各種段取り、入間計画検討、目黒区平町計画検討など。

今日はまた蒸し暑くなりましたね、処暑ということで、もういい加減に力を抜いてくれても良いと思うんですけど、食欲の秋までもう少しがんばりましょう。

ではこちら。

柔らか感のある大正建築・東京都中央区立明石小学校が解体

東京都中央区立明石小学校で、8月10日から校舎の解体工事が進められている。

明石小学校は、関東大震災後の復興事業として建造された復興小学校の中でも最古参に属するもので、1926年(大正15年)に竣工した。これまで現役の校舎として使われてきたが、新校舎に建て替えられる。

関東大震災では東京市(当時)内の小学校の大半が焼失・倒壊した。そのため復興小学校は、耐震性・不燃性の高い鉄筋コンクリートとした。鉄筋コンクリートには、無機的で冷たい四角い箱という印象がある。この印象は、鉄筋コンクリートが現代ほど普及していなかった当時は一層強かったはずである。
2010年08月23日11時00分 / 提供:リアルライブ

ん〜何とも残念なニュースです。

実は業界では少し前から取り上げられていた問題なんです。先日も私たちが所属する日本建築学会・日本建築家協会・東京建築士会の3会合同記者会見が行われ、解体を中止して保存活用を検討するよう呼びかけたりしていました。

しかしながら、残念なことに中央区は予定通り解体工事を進めてしまっているんです。なんともやるせない寂しい気持ちになってしまいます。

いろんな意見があるのは当然として、そもそもこの少子化の時代に小学校の建て替え計画の理由や意味がどうしても納得がいくものとは思えないんです。

もちろんこれが老朽化が著しく、継続使用に危険が伴うのであればこれもまた仕方のないことです。が、これまで84年間無事に過ごしてきた実績と、聞くところによると実際の強度もまったく問題はないとのこと。

もしかすると政治的、経済的な大人の事情があるのかもしれませんが、歴史的価値のある貴重な資料は無くしてしまったら二度と手に入れることは出来ません。

ゲーム世代の子供に対して言われているように、なんでもリセットすれば良いというわけではありません。特に今の時代はひとつモノを大切にして長く使うことで低炭素を実現し、資源を無駄にしないということが求められているんです。

あえて言うなら不必要な建物の新築はするべきではないと考えるべきではないでしょうか。

幸いにも鉄筋コンクリート造で造られていますので、多少の補修と点検さえすればまだまだ現役として使用可能ですし、まだこれから強度も増していくでしょう。その結果として東京の街中で築100年の歴史的建造物を見ることが出来ますし、何よりそんな建物で小学生が学ぶことが出来たらすごく良いですよね。

今からでも全然遅くはありません、中央区区長様には是非再考していただき解体工事中止のご判断をいただけますようお願い申し上げます。もし区長をお知り合いの方がいらっしゃいましたらお伝えいただければ幸いです。

参考HP中央区明石小学校の保存を望む会

それでは。

今日もありがとうございます。

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