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まだまだ寒い東京ではアレが飛び始めました。

そんな今日は朝から書類チェック、東上野計画検討、弦巻計画検討、電気屋さんと電話、大岡山計画段取り、資料作成など。

午後は水道屋さん来社、長崎計画検討、提携会社さんと電話、原稿作成、練馬区田柄計画検討など。夕方は世田谷区中町計画検討、地盤調査会社さんと電話、プラン作成など。

いやー昨日のサッカー日本代表の試合は良かったですね〜、あの前に向かう姿勢は今のネガティブ日本に勇気を与えたと思います。
そういえば明日も次男の試合があるんですけど、少しは見習って欲しいものです。

ということは今日は土曜日でしたね、それでは大好評の家づくり講座第50回をお送りしましょう。

前回は、工法や構造は多数の方法があり、素人が理解することは不可能に近いのです。“あなたの住まい方には何が最良なのか?”ということを考えてくれるプロにお願いしましょう。

工法や構造は、見た目のデザインはもちろん、家の寿命や住み心地にも大きく関係してくるのです。あなたが住んでいる土地の気候風土を理解し、すべてをひっくるめて考えて、工法や構造が決まるものです。でしたね。

今日は、必ず必要になる費用の話です。

◆ライフサイクルコストとは?
製品や構造物などの生涯を通じてかかる費用のことです。
・住宅を建てるときにかかる建設費全般(企画、設計、竣工、運用など)
・普段使う電気・水道・ガスなどの光熱費
・交換が必要になる電気機器(電機温水器・空調・冷蔵庫・洗濯機など)
・建物本体の補修にかかる補修費
・耐用年数の経過により解体処分費など。

電気機器はどのメーカーでも耐久性はそれほど変わりませんが、平均10年で買い換え=寿命と考えていいと思います。

その他の費用と光熱費は建物の造り方で大きく変わってきます。

例えば、外壁。
木造住宅の外壁といえば、タイル調や鋼板で作られたサイディングや珪藻土仕上げ、それから古くからあるモルタル吹き付け仕上げ、などですね。

寿命が短いのはどれだと思いますか?

単純な材質としての答えは吹き付け仕上げと珪藻土、シーリングをやり変えないサイディングの外壁、なんですが、手入れをしないということにおいてはすべての建物で寿命を縮めてしまいますね。

吹き付け仕上げや珪藻土の外壁は、表面にひび割れが入ると、そこから雨が入り壁の内部を腐らせます。

約10年でひび割れの補修をして吹き付けをやり直すとなれば、費用は足場などの仮設などによっても違いますが、約100万円くらいかかります。

つまり、外壁ひとつとっても建築時に安価な分、10年後には結構な補修費が必要になるということです。

シーリングとは、現代建築では必需な工事で、外部サッシの縁と外壁の間の隙間を埋めるゴムのような樹脂のことで、寿命はおおよそ10年前後。温度変化に弱く、粘性のあったものが硬化して、サイディングパネルとの間に隙間ができ、そこから水が浸入してしまうんです。

近所を歩くと、多くの木造住宅がサイディングだと思うのですが、寿命が何年なのか?知っている人は少ないでしょうね。

知らないからそのままにしている → ずっとそのままにしていたら?
シーリングを変えるだけでは済まなくなってしまうんです。ですから、安易に安い住宅に飛びついたりすると、将来、修理ばかり!!なんていうことになるかもしれません。

◆耐久性とメンテナンス費用
本当は、ハウスメーカーや設計者は、「○年毎に足場を組んで、□□の補修工事をする必要がありますよ。その費用は△△万円くらいです。」という話をする必要があるはずですよね。

でも、そういった説明をしている所は少ないようです。「この家の外壁は、何年持ってどれくらいの頻度でメンテナンスをして、どれくらいお金がかかるのですか?」と確かめておくとよいでしょうね。くれぐれもメンテナンスフリーとは思わないでください。

例えば、5年しか寿命がないと言われれば、「では10年もつ材料はないですか?」と。さらに「その材料にするなら今より金額はどれくらい変わりますか?」などと質問してみましょう。

・5年ごとに30万円の補修代がかかる外壁材(20年で120万円の補修代)
・総額20〜50万円アップで20年はメンテナンス不要の外壁材(気候風土など地域差もあります)

あなたは、どちらが良いですか?
外壁材1つで、耐久性やメンテナンス費用のかかり方など、ライフサイクルコストが大きく変わってくるのです。

ライフサイクルコストを知ることは、資金計画にも影響してくる大切な事なのです。住宅ローンが終わると同時に30年ごとに建て替え?それって本当に価値があるの?資産になりますか?

寿命を延ばして長く使うとライフサイクルコストは下がるんです。これからの家づくりはそんなところも考える必要があると思います。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。

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