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そこそこ良い天気の東京です。

そんな今日は朝から資料作成、その後リフォーム工事現場へ、建具屋さんと打ち合わせ、大工さんと家具組み立てなど。帰社後は足立区西加平でご検討のお客様にご来社いただき打ち合わせ。ありがとうございます。

午後は現場にて内装屋さんと電気屋さんと打ち合わせなど。夕方帰社後は徳丸1丁目計画検討、図面作成、渋谷区桜丘計画検討、大工さんとミーティングなど。

比較的天気に恵まれた3連休という方もいらっしゃるかもしれませんが、お子様の運動会で張り切っていたという方も多いのではないでしょうか。そんな中ですが、今日は土曜日ですので、恒例の家づくり講座第128回をお届けさせていただきます。どうぞお付き合いくださいませ。 

昨年辺りからよく耳にするのですが、新築をすると、太陽光発電の営業マンが次々に訪ねてくるとか。「新築して2ヶ月で7人も来た!」という方もいるそうです。発電した電力の買い取り価格や補助金などの好条件が揃っているので、業者も力が入っているんでしょうね。

ところで、あなたは太陽光発電を導入した人の『後悔の声』を耳にしたことはありますか?どんなものにも長所があれば短所もあります。

そこで今回は、そんな声をお伝えします。例えば、年金生活者のAさん。その人は、定年退職時に太陽光発電とオール電化を一緒に導入したそうです。

導入済みの息子さん夫婦の話しや、業者の説明を聞いて充分に検討した上で決心したんです。

・・・しかし、わずか数か月で後悔し始めました。理由は電気代が増えたから。確かに、オール電化は火を使わないので一見安心です。でも、老夫婦の二人暮らしなので、日中に利用する電力が多く、『深夜電力が安く、日中は割高になる』という料金プランで契約した結果、電気代が増えてしまったんです。

息子さん夫婦は共働きで、日中の利用料が少なかったので、よりお得感があったのでしょう。そのため、親切心で長所を強調して説明してしまいました。

業者のセールストークには、「電気代が節約できますよ」「当初10年間は、売電価格が2倍でお得ですよ」「深夜電力は日中の3分の1ほどにまで下がりますよ」「日中は発電した電力を使って、足りない分を買うのですべて買うわけではありませんよ」などといったものがあります。

確かにどれも正しいのですが、すべてがあなたに当てはまるわけではありません。今回は、老夫婦のお宅でしたが、子育て中の場合など、誰かしら在宅している場合は、日中も電気を使いますよね。寒がりや暑がりの方は、よりエアコンを利用する機会が多いことでしょう。

古いタイプのエアコンや冷蔵庫など、節電タイプでない家電の使用時間が多ければ、より電気代は増えます。もちろん家自体の断熱性や気密性の具合によっても違いますよね。

また、屋根が狭い場合は、発電量も限られます。築年数が経った家の屋根は老朽化している場合があるので、補修が必要な場合もあります。

Aさんの場合、屋根の補修は不要でしたが、電気代節約のために、冬はファンヒーターを併用しています。「灯油を買いに行ったり給油するのは大変なので、体力がなくなったらエアコンを使う予定です」
とのこと。

満足できるような経済効果は得られず、怒りを感じたこともあるものの、設置した以上、外すわけにもいきません。今は、『環境にいいことをしている』と自分を納得させています。

悪徳業者の場合、相場より高い見積もりを出して値引きすることでお得感をアピールする場合があります。日本製か外国製かによって、金額に大きな違いがあるので注意が必要です。

また、メリットだけを強調して使い方などによるデメリットを教えない場合もあります。地元の業者でない場合、売り逃げしてアフターフォローが一切ないケースもあるとか。

いずれにしても、決断するのはあなた自身です。どんな目的で利用するのか。どんな効果を得たいのか。なぜ必要なのか。それを十分に考えてから決めても遅くありませんよ。
 
それでは。

今日もありがとうございます。


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