ブログネタ
RC住宅を建てよう! に参加中!
東京で賃貸住宅を建てるならRCdesign

曇りながらも暑くなった東京です。

そんな今日は朝から社内ミーティング、お問い合わせ対応、関連不動産会社の社長来社打ち合わせ、信用金庫さん来社打ち合わせ、ガス会社さん来社、文京区本郷計画検討、渋谷区神宮前計画検討など。

午後は溶接屋さんと電話、電気屋さんと電話、サッシメーカーさん来社打ち合わせ、杭屋さん来社、提携会社さんと電話、横浜市青葉台計画検討、原稿チェックなど。夕方は中台のお客様とお電話、文京区向丘のお客様とお電話、ありがとうございます。渋谷区恵比寿計画検討など。

着々と季節が進んでいるようですが、軟弱な体はなかなか対応出来ません。

ではこちら。

脱法ハウス:国の実態調査 業者7割答えず

極端に狭い部屋が密集し、危険性の高い「脱法ハウス」が広がっている問題で、国土交通省が昨年、シェアハウスなどの実態調査のため三百数十の運営業者にアンケートをしたところ、91業者しか回答しなかったことが分かった。

同省は結果を公表予定だったが、「優良業者に偏っており、全体像を反映していない。誤解される」として見送った。法律上のグレーゾーンで運営している業者が回答しなかった可能性が高く、明確な指針がない新興業界の把握の難しさが浮かんだ。【加藤隆寛】

アンケートは、賃料や施設概要を尋ねるもので、昨年1〜3月に実施。インターネット上の情報を中心に運営業者をピックアップし、郵送やメールなどで回答を求めた。

しかし、回答したのは3割弱。平均賃料は5万7049円だったが、シェアハウス居住経験者を対象にネット上で行った別の調査(同年3月)では「5万円未満」が78%に上ったため、同省は「回答は付加価値の高いシェアハウスを提供する業者に偏っている」と判断。80ページにわたる報告書をまとめたものの、公表を見送った。
毎日新聞 2013年05月26日 12時04分

なるほど。

この「脱法ハウス」という言葉を初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんね。

日本のデフレが進んだ数年前から、新たな賃貸住宅の形として注目されるようになりました。基本的には他人同士がキッチンや浴室などを共有しながら一緒に暮らす住居のことで、これが「シェアハウス」と呼ばれています。

こういったシェアハウスの形態自体は以前からあったもので、親しい仲間同士で一軒家を借りて暮らしたり、海外ではフリーペーパーなどで「ハウスメイト募集」の広告を目にすることもあります。

ですので、まったく新しいシステムというわけではないんですけど、時代がネットというインフラも整ったことから、メジャーになったのかもしれません。

なんでも記事によると、07年末には全国に400軒7000床あったが、今年3月末には1700軒1万9000床に達し、年3割のペースで増えているそうです。

記事にある報告書によると、1人当たりの専用スペース(個室面積)に関しては「4.5〜6畳未満」の個室を設ける業者が82.4%と最多。「6〜7.5畳未満」も76.9%と多く、「3〜4.5畳未満」は19.8%だったそうですが、
一方ネットのシェアハウス専用ポータルサイトでは、賃料3万円台で3畳未満などの個室が多数紹介されており、窓なし物件の図面が載っているケースも多いとか。

さすがに賃料3万円で3畳の広さ、しかも窓も無いという部屋を貸して良いのか、ということが問題になってきたようです。

もちろん建築基準法や各自治体の条例などで定められた「居室」の基準を満たしていませんので、この時点で脱法と言えますし、決して快適でも、安全でもない部屋ということに間違いはありません。

しかし、デフレが進行する中で、少しでも安い賃料の部屋を探したり、比較的シェアハウスに慣れている外国人などの需要があるのも確かですね。

当然そんな中では住人同士でのトラブルとか、責任の所在がはっきりしない部分もあったり、防災の観点からも危険な状況と言わざるを得ないかもしれません。

収入になれば何でも良いとか、家賃さえ払えば良いという大家さんももちろんいらっしゃるでしょうけど、需要があるから供給しているというのなら、それはもの凄く危険な感じがします。

行政はもとより、私たち業者からも、まずはお部屋探しをしている方にしっかりとその危険性を伝えなければいけませんし、今後は大家さんの倫理観も大切になってくるように思います。

安全でより快適な賃貸住宅を提供したい大家さんなら、きっと弊社でもお役に立てるかもしれませんので、お気軽にご相談ください。

それでは。

今日もありがとうございます。


人気ブログランキングへ ←応援のクリックをどうかひとつ!