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台風前の蒸し暑さの東京です。

そんな今日は朝から渋谷区東計画検討、資料作成、図面作成、お客様にご来社頂きました、ありがとうございます。電気屋さんと電話、7丁目のお客様とお電話、ありがとうございます。設備屋さんと電話など。

午後は畳屋さん来社打ち合わせ、お問い合わせ対応、ご近所のお客様とお電話、文京区向丘計画検討、原稿作成、練馬の不動産会社社長とお電話、7丁目のお客様宅訪問など。夕方は渋谷区東計画のお客様とお電話、ご近所のリフォーム工事近隣廻り、ガス会社さんと電話、文京区本郷計画検討など。

さて、3連休という方もいらっしゃると思いますが、台風が近づいていますので、無理の無いよう、しっかりと対策をしておいてくださいね。本日も土曜日恒例の家づくり講座第170回をお届けさせていただきます。どうかお付き合いくださいませ。 

今日は個人情報についてです。一昔前には問題になることも無かったと思いますが、あなたは第三者に自分の個人情報を流されたことはありますか?
 
先日聞いた話なんですが、離婚した知人が病院に行ったそうなんです。そこには、子どもの同級生の母親が看護師として勤務していたんですが、保険証を見せたことで、離婚していることを知られてしまいました。

その知人は、子どもが卒業するまでは、離婚のことを、子どもの同級生に知ってほしくないと考えていました。なのに、その看護師が自分の子どもや同級生の親に教え、やがてクラス全体に広まっていったんです。
 
知人は怒り、悲しみ、訴訟の検討を始めたそうです。途中、いろいろとあって訴訟は見送ったんですが、「プロなのに個人情報を軽んじている」と、今も彼女の怒りは収まっていないそうです。

なぜ家づくり講座でこんな話をしたと思いますか?
 
そうです。もちろんこの住宅業界でも、個人情報の管理の甘さが問題になることがあるからです。「あの新築現場の施主は、社長さんですって」「こっちの施主は、契約社員として働いているそうよ」と聞いたら、どんな連想をしますか?

職業から経済状況を判断したり、ランクをつけたりしませんか?絶対にないとは言えませんよね。もし、現場の作業者が、見学者との会話中に「ご主人は単身赴任だけど、家族のために頑張ったそうですよ」なんて言ったら、防犯面で心配になるかもしれません。

そんなことを嫌う人は、個人情報の管理に敏感です。また、職業柄、個人情報を遵守している人も、同じように敏感です。業者と契約する以前に、個人情報の取り扱いについて確認する人もいるくらいです。

その一方で、業者側に管理の甘さが残っている場合があります。「第三者」という言葉がありますね。下請け業者が「第三者」に入るのか、彼らが雇う職人はどうなのか。下請けの協力業者は?この捉え方は、各社それぞれです。

今、現場を「リアルな展示場」として位置づけ、営業する会社が増えています。ですから、現場のあれこれを一般の人に知られる機会も多くなったかもしれません。当然、建物に関する質問以外に、いろんな質問が飛び交いますよね。

例えば、あなたが新築しているとしましょう。興味を持った見学者が、軽い気持ちで「ここはどういう人が暮らすんですか?」と尋ねたときに、あなたならどこまで許せますか?

「小学生のお子さんが二人いらっしゃる30代のご夫婦ですよ」までなら大丈夫ですか?それとも「4人家族ですが、個人情報の関係で、詳しいことはお話しできないんですよ」の方がいいですか?

個人情報保護法では、
・個人情報を何の目的で使用するかを本人に知らせる
・その個人情報を第三者に提供する場合、原則として本人の同意を得る
といったことを「義務付け」ています。

ただし、5000件以上の個人情報を抱える業者のみが対象になっており、小規模な業者は「順守に努めること」とされています。ですが、個人情報を提供した側としては、同じように大切に扱ってもらいたいですよね。

契約するまでには、業者と話す機会が沢山あります。その時間は、ただ家づくりのことを話すだけではありません。お互いの人間性や価値観を確認して、信頼できるかどうかを見極めるための時間です。

ですから、気になる方は個人情報の取り扱いについても確かめた方がいいかもしれません。もし不安を感じたら、遵守するよう要請するか、約束をしてもらうようにしましょう。

建築会社は建ててから何十年も、あなたの家を守ってもらう相手ですから、不安を抱えたままではいけませんよね。
 
家づくりには、沢山のスタッフが関わります。「彼らとの人間関係を築くために、ある程度はOK」と考えて頂ける人もいれば、「必要最小限のことしか知られたくない」という人もいらっしゃるでしょう。
 
どちらも間違いではありませんが、それをきちんと伝えておかないと、後々、お互いにイヤな思いをするかもしれませんので、一度確認しておくと良いと思います。

それでは良い連休を

今日もありがとうございます。


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