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立冬の東京は快晴で暖かです。
そんな今日は朝からお問い合わせ対応、出版社さんと電話、練馬の不動産会社さんとお電話、その後板橋区徳丸6丁目の現場へ、地鎮祭を行わせて頂きました。帰社後は大工さんと電話、中野区南台計画検討など。
午後は練馬区春日町のOBオーナー様とお電話、ガス会社さんと電話、提携会社さんと電話、世田谷区太子堂計画検討、見積作成、防水メーカーさん来社打ち合わせなど。夕方は世田谷区砧計画検討、板橋区弥生町計画、電気屋さんと電話、立川の業者さんと電話、原稿作成など。
さて、一昨日から東北宮城県に足を運んで、震災復興状況を確認してきましたので、ご報告させて頂きます。
今回のコースは仙台から石巻の海岸線を北上するプランです。
石巻では、ガレキの処理は終わっているものの、まだまだ以前のまま残された住宅の基礎があったりして、いまだ復興にはほど遠いという印象です。
慰霊碑近くにある商店の旦那さんは、「めっきり来る人が減ってしまった。忘れられているのではないか。」と言っておられました。ごめんなさい。
車で走っていると、時折足場が掛かっているところがあり、よく見ると土地に盛り土をしてかさ上げをする予定高さを示すものでした。
地盤面でおおよそ2m程度、周辺の土地が高くなるわけです。海側の道路はそれよりもさらに高くするようです。
南三陸町では、多くの人の記憶にある防災対策庁舎が、いまだに残されていました。
震災を象徴するような建物ですので、出来れば保存しておいていただけると、先々までその教訓を伝えることが出来るように思います。
しかし、こちらでも土地のかさ上げ(盛り土)工事が所々で進んでいました。
この写真は3年前、震災から半年後くらいの時に撮影したものです。
この時はまだまだガレキもそのままで、震災の爪痕を目の当たりにして立ち尽くしてしまったのを覚えています。そんな中、写真の建物は弊社と同じ工法を採用する気仙沼の業者さんが建てられた鉄筋コンクリート住宅なんです。あの津波の中、見事に残っていて泣きそうになりました。
同じ場所で写真を撮ることが出来ました。
見比べて頂ければ一目瞭然、周りのガレキはきれいに片付けられていました。さらに周囲では盛り土工事が進められていたり、海側では防波堤工事が進められていました。
全体的には復興もまだまだ入り口といった印象でした。また、海岸線を車で走っていると、車窓からはいっさい海を見ることが出来ませんでした。
以前なら、きっと良い景色を見ながらドライブが楽しめた場所のはずですが、今はほとんどの場所に防波堤の工事が入っていて、海を見ながら走ることが出来なくなっています。
本来なら、観光資源としても貴重な風景のはずですし、地元の方々も代々海を見ながら暮らしてきたのではないでしょうか。
もちろん、そこに暮らす地域の皆さんの安全が第一ですし、震災の教訓を生かさなければいけません。
しかし、今の復興の進め方とか、都市計画とか、予算の使い方とかには、疑問を感じてしまいます。
東北が本当に震災から復興するまでには、まだまだ時間がかかると思いますが、その時まで少しでもお役に立てるよう、出来ることをしっかりとがんばりたいと思います。
是非機会を見て、被災地に直接足を運んで頂けると助かります。
それでは。
今日もありがとうございます。
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