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くもりのち雨の東京です。

そんな今日は朝から塗装屋さんと電話、渋谷区東のお客様とお電話、ありがとうございます。出版社さんと電話、中野区大和町計画検討、お問合せ対応、書類チェックなど。

午後は渋谷区桜丘計画検討、書類作成、都市銀行さん来社打ち合わせ、ガス会社さんと電話、資料作成、葛飾区新小岩計画検討、資材発注、お問合せ対応など。夕方は見積作成、港区高輪計画検討、日野市計画検討、ミーティングなど。

予想外の雨で寒く感じました。

ではこちら。

「もったいない」は逆効果? 省エネ家電への買い替えがもたらす効果

◆古い家電は、適切に省エネ型に買い替えたほうがいい
古くなった電化製品を長く使用し続けながら、「うちは省エネ」などと思っている人がいたら、大きな勘違いをしている。

日本では「もったいない」という文化があり、古いものを大事にするのは大切なことなのだが、何にでも当てはまるわけではない。

特に、精密機械が多く使われる電化製品には寿命があり、無理に使い続けることで、かえってエネルギーを浪費してしまう。環境意識の高い人が、知らないうちに環境負荷をかけてしまっているとしたら残念なことだろう。
2018年10月23日 15時30分 HARBOR BUSINESS Online

なるほど。

これ、本当に日本人が苦手とするところだと思いますが、もちろんこの「もったいない」という文化は素晴らしいですし、継承したい考え方に違いありません。

しかし、戦時中や戦後の物資が足りない時代と今とでは、その状況が全く違い、今の狙いは省エネですから、本当の意味で省エネにつながる生活スタイルを、もったいないという目線で考える必要がありますね。

モノが無かった時代や、技術レベルがまだまだ低い時では、省エネと言ってもそれは人間が我慢したり、何かしら負担を負うものでしたが、今はガマンしない省エネを実現出来る時代になっていますので、その近道として、古い家電を適切なタイミングで省エネ型に買い替えることが大切です。

記事によれば、国や自治体が行うほとんどの調査で、照明、冷蔵庫、エアコン、テレビ、そして温水洗浄便座の5つが家電の消費電力を占めていて、この5つを合計すると、家庭の消費電力の約6割以上に達しているそうです。

それゆえに、この5つの家電を省エネ機器に交換したり、使い方を工夫したりすることで、大幅な光熱費削減を可能にすることが出来るんですね。

そんな中でも、買い替えによる省エネ効果が最も期待できるのは、24時間稼働し続ける冷蔵庫なんですが、冷蔵庫の寿命は製品の性能や使い方によって違うものの、ほとんどのメーカーでは10年から15年の間としています。

ところが、この15年間の冷蔵庫の省エネ技術の進化は著しく、断熱材や効率よく冷やす機器の改良によって、例えば2007年の冷蔵庫と8年後の2015年の冷蔵庫とでは、CO2排出量が56%削減、年間の消費電力も半分以下に抑えられるようになっていますので、光熱費の差だけで、10年待たずに新製品の購入費がまかなえる計算になります。

日本人の多くでは、「壊れていないものを捨てるのはもったいない」と考えてしまうものですが、実は寿命を超えて働かせ続けると、機器の効率は著しく悪化し、エネルギーが無駄になってしまいますので、電化製品はそういうものだと割り切って、寿命が来たら省エネ製品への買い換えを検討してください。

そう言われると、新しい物好きの方は何でも買い換えを考えてしまいそうですが、もちろんそんなわけはありません。光熱費などランニングコストの部分だけでなく、製造や廃棄にかかるエネルギーも含めて考えなければ、社会にゴミを増やす結果になってしまいます。

記事にもありましたが、流行に合わせて購入して、5年しか経っていないテレビを大型の高精度の製品に買い替えるなどというのは、エネルギー、コスト、環境のどの角度から見ても愚かな選択だということ。

実はハイブリッドや電気自動車も、数年で買い替えをしてしまうと、省エネやエコの観点からはかけ離れてしまうんですよね。

これからの社会では、製品が生まれてから寿命を迎え、廃棄されるまでにかかるトータルのエネルギーコスト、「ライフサイクルコスト(LCC)」を考慮した選択をしなければいけません。

例えば、ノートパソコンは製造時のエネルギーがほとんどで、使用時のエネルギー消費が少ないため、頻繁に買い換えると社会全体のエネルギーコストが増えてしまうことになってしまいます。この場合の正解は、車や住宅と同様に限界ギリギリまで活用したほうが社会的にはエコになるわけです。

さらに、日本人で勘違いをされている方が多いのは、捨てる=廃棄というと、埋め立てたり焼却されたりするイメージを持たれると思いますが、現在は家電リサイクル法によって収集・分解されてリサイクルされていますので、その部品の多くがリサイクルされるんですね。

今日の記事で紹介されていた照明、冷蔵庫、テレビ、エアコンなどは、年間の消費電力が大きいだけに、「壊れるまで使い続ける」という発想はもう止めて、電気代だけでなく、CO2排出量やライフサイクルコストの観点から見ても、ある程度の年数で買い換えて、リサイクルしていくことが大切なんです。

住宅などの建築物では、最低でも50年、出来れば100年の使用を目標にしなければいけませんので、性能と耐久性の高い構造を選ぶことが必要です。

それでは。

今日もありがとうございます。


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