RC造の家を建てるならRCdesign

くもり時々晴れの東京です。

そんな今日は朝から豊島区南池袋計画検討、見積作成、原稿チェック、社労士さんと電話、渋谷区西原計画検討、資料作成など。

午後はご近所のお客様とお電話、渋谷区恵比寿計画のお客様にご来社頂き打ち合わせ、ありがとうございます。図面作成、杉並区今川計画検討など。夕方は西原計画のお客様とお電話、目黒区駒場計画検討、見積作成、お問い合わせ対応、ミーティングなど。

今日のクシャミは寒暖差アレルギーによるものですのであしからず。

ではこちら。

「耐震診断するまでもない」 ドラマロケでも使われた築69年の庁舎解体へ…お別れ見学会で「グッバイ」

「耐震診断するまでもありません。ダメでしょう」−。大きな地震が来たら、損壊すると言われ続けながら、使われてきた富山県黒部市の旧庁舎が取り壊されることになった。

1951(昭和26)年に完成した築69年の建物だ。5年前に新庁舎が完成するまで県内最古の役場だった。テレビドラマのロケにも使われた。10、11の両日に開かれた最後の見学会に訪れた市民からは、長く持ちこたえた旧庁舎に「これまでありがとう」「グッバイ旧庁舎」と感謝の言葉が続いた。
2020年10月16日 17時45分 まいどなニュース

なるほど。

これはまた残念なニュースです。

貴重な歴史的建造物が解体ということになってしまい大変残念ですが、危険な状態だったということですので、仕方のないことかもしれませんが、70年近くも頑張ってきた建物には、お疲れ様と言ってあげたいです。

記事によれば、旧庁舎は1951年、北アルプスの麓、黒部川扇状地に位置する旧桜井町(現黒部市)の役場として新築されたということ。

職員のOBという方が言うには、鉄筋コンクリート3階建てだが、戦後間もない物資不測の時期の建物だけに「本当に鉄筋が入っているか怪しい」とか。

耐震診断をするまでもないくらいの施工状況だったにも関わらず、ここまで耐えて来れたのは、もちろん基本構造が鉄筋コンクリート造だったということが幸いしたと言えるでしょう。

自治体としても、阪神大震災や中越地震、東日本大震災と国内で地震災害を経験するたびに、全国の自治体で建物の耐震化が進められる中で、黒部市も手をこまねいていたわけではなかったそうです。

市では優先順位は子供たちが過ごし、被災時に避難所となる学校施設や、緊急時に対応する消防庁舎を先に改修してきたそうで、その間にも庁舎の老朽化は進み、ボイラー室から重油が漏れ、電話回線が不通になるなどトラブルが続いたということ。

設備の老朽化が進んでしまうのは、避けきれない部分もありますが、それでもなお構造躯体が保っていたというところが凄いと思います。

黒部市の新庁舎が完成したのは2015年で、旧庁舎から約300メートル離れた小学校跡地に建つ5階建てになっていて、交流サロンや食堂、屋上庭園も備え、市民に親しまれているとか。

一方でこの旧庁舎は跡地の利用を検討しながら、解体の時を待っていました。議論の末、図書館や市民会館、公民館の機能を持たせた「交流センター」を建設することが決まり、いよいよ本年度中に取り壊されることになったんですね。

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画像を見つけて参りましたので、是非ご覧いただきたいと思います。

モダンなデザインでレンガ張りの壁と窓が規則正しく並び、室内の白塗りの天井も美しいそうです。

元職員さんも「この世にないような建物だった。ここで働けることになり、誇らしかったよ」と勤め始めた当時を振り返っていました。

RC(鉄筋コンクリート)造の建物が増えれば、きっと日本はもっと豊かになると思いますので、建築をご検討の際には、是非ご検討ください。

それでは。

今日もありがとうございます。


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