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良い天気の東京です。

そんな今日は朝から社内ミーティング、お問い合わせ対応、世田谷区奥沢計画検討、徳丸計画検討、その後練馬区春日町のOBオーナー様宅訪問、打ち合わせなど。

午後に帰社後は来客面談、所沢市計画検討、電気屋さんと電話、商社さんと電話、提携会社さんと電話、板橋区板橋3丁目計画検討、資材発注など。夕方は電気屋さん来社打ち合わせ、徳丸6丁目計画のお客様とお電話、ありがとうございます。台東区日本堤計画検討、図面作成など。

先週末の地震では被害はございませんでしたでしょうか?ここのところ比較的大きな揺れが多くなっていたり、火山の噴火など、地球の内部で何が起きているのか、気になってしまいますね。

ではこちら。

空調するテーブル:熱を吸い取って室温を一定に保つ、オフィステーブル

室温を快適に保つために現代の生活に欠かせないエアコンは、多大なエネルギーを必要とする。そんな環境問題の元凶に別れを告げるべく、パリのふたりのデザイナーがつくったのは、エネルギー問題に取り組むことができる机だった。

エアコンは現代の驚異であり、環境汚染の元凶のひとつだ。たいていのビルはエアコンを使って暖房や空調を行っているが、パリのふたりのデザイナーは、もっとよい方法があると考えている。

「気候問題とエネルギー問題に、家具のレヴェルで取り組むことが可能かどうかを知りたかったんです」と、デザイナーのジャン=セバスチャン・ラグランジュは言う。彼は建築家でエンジニアのラファエル・メナードとともに、「Zero Energy Furniture」シリーズの最初の製品を開発した。そのテーブルは、余剰の熱を吸収し、部屋が再び寒くなると熱を放出するのだ。
 2015年5月31日 11時10分 WIRED.jp

なるほど。

今日の記事では、なんと家具としてのテーブルが空調をしてしまうというものです。

空調と言っても何かしら電気的な装置というものではなく、そのテーブルが余剰の熱を吸収し、部屋が再び寒くなると熱を放出するということ。

zef01例によって画像を拝借して参りましたのでご覧下さい。

一見すると、普通の木製会議テーブルのようですが、オークの天板の下に隠れた異なる素材の層がテーブルを一種の熱スポンジへと変えるんだとか。

アルミニウムの波板の隙間に塗られた蝋状の相転移素材が、室温が約22度を超えると軟化して熱を蓄えるということです。

開発者のふたりによれば、最適条件下(約15人が入る少人数会議室)では、このテーブルはエアコンの消費電力を最大30パーセント削減できるとのことですが、その最適な条件というのも結構難しものがありますね。

このような自然の法則を利用した形でも、空調と呼んで良いのかわかりませんが、本来は蓄熱と呼ぶべき現象で、記事にあるテーブルも一種の蓄熱と考えられるものだと思います。

日本ではあまり馴染みがない言葉ですが、北欧などでは家づくりに欠かせない性能のひとつです。

冬の極寒から命を守るために考えられた家の建て方なんですが、室内の壁は全てレンガで覆われます。このレンガを蓄熱体として、日中に行った暖房の熱を蓄えておくわけです。

この蓄熱体があるから、夜になって暖炉の火を落としてからでも、朝まで室温が下がらず、生き延びることが出来るんですね。

このレンガの熱を逃がさないように、外側に断熱材を施したのが、本来の外断熱と呼ばれるものなんです。ですので、蓄熱体の無い木造などでは外断熱という言葉は使うことが出来ません。

現在の建築材料の中で、蓄熱体として最も性能が高い材料が、コンクリートなんです。

ですので本物の外断熱を利用したいという場合は、RC造で建てるのが一番理にかなっているわけです。

が、しかし、ここで気をつけなければいけないのが、蓄熱型のシステムを通年で使うことなんです。

日本でも北欧と同じような気候なら、何ら問題は無いんですとど。高温多湿の夏があるところには、全く向いておりません。

夏場に蓄熱を利用してしまうと、蓄熱体の表面温度が低く、日本においては、その部分で大量の結露が発生してしまうんですね。

ということで、今日の記事で紹介されていたタイプの空調は、残念ながら日本の関東から西側ではあまりオススメできないということになります。

地球環境の保護と、省エネで快適に過ごすことが出来る住まいを建てるなら、是非RCdesignまでお気軽にご相談くだざいませ。

それでは。

今日もありがとうございます。


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