東京でショックの少ない家を建てるならRCdesign

晴れのち曇りの東京です。

そんな今日は朝から文京区根津計画検討、お問合せ対応、目黒区中目黒計画検討、資料作成、サッシ屋さんと電話、台東区計画のお客様ご来社など。

午後からは蓮根のお客様宅訪問、現調と打ち合わせなど、帰社後は図面作成、板橋区双葉町計画検討、見積作成、練馬区平和台計画検討、システムチェック、お問合せ対応など。夕方は目黒区中目黒計画のお客様にご来社頂き打ち合わせなど、ありがとうございます。

羽生選手と羽生竜王が勝ったり負けたりしてややこしいですが、寒さに負けず今週も土曜日恒例の家づくり講座第357回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

今シーズンは予想以上に寒く感じますね。

この時期は、ヒートショックに関する報道を耳にする機会が増えます。

ヒートショックとは、急激な温度変化が血圧に影響し、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすことです。きちんとした対策さえ講じれば、犠牲者を簡単に減らすことができます。

そこで、テレビや新聞などで毎年のように注意を呼び掛けています。

それにも関わらず、ヒートショックによる死者は、交通事故による死者よりはるかに多い状況が続いているんです。

ヒートショックの最大の原因は、浴室や脱衣所の寒さです。暖かい部屋から寒い脱衣所へ行くと、冷えた体を熱いお風呂であたためたくなりますよね。

その何気ない行動が血圧を急激に変動させ、心臓に負担がかかって倒れてしまうんです。

逆に言うと、入浴前に脱衣所や浴室を暖かくして、39〜40度程度のお湯で満足できる環境にしておけば犠牲者を大幅に減らすことはできます。

東京都健康長寿医療センター研究所は、入浴中に心肺停止状態に陥った高齢者について調査、公表しています。

以前公表された資料によると、2,011年に浴室で心肺停止状態に陥った方は、香川県、兵庫県が特に多く、沖縄、北海道が最も少ないという結果が出ています。

比較的温暖な地域での犠牲者が多く、寒さ厳しい北海道での犠牲者が少ないというのは、なんとも不思議ですね。

じつは、これにはきちんとした理由があります。寒い地域の住宅は、全室暖房が基本です。部屋ごとの温度差が少ないので体に負担をかけません。

一方、温暖な地域では局所暖房が主流です。「誰もいない部屋を暖めるのは資源の無駄である」という節約志向と断熱性の低い住まいが被害を増やしているんです。

ヒートショックを防ぐために重視すべきなのは、『室内の温度が安定しているかどうか』です。

寒い家は危険です。

なぜなら、ヒートショックだけでなく、局所暖房による温度差が原因で結露やカビが発生する恐れがあるからです。

実は夏の冷房と同様に、エアコンでの暖房もこまめに付け消しを行うよりは、付けっ放しの方が省エネになるものなんですね。

そのほか、暖かいリビングに隣接する寒い和室を仕切るふすまが曲がって、開閉しにくくなる・・・なんてこともあるんですよ。

ちなみに、ヒートショックによる犠牲者が特に増えるのが、毎年12月から翌3月です。これから構造見学会や完成見学会に行く機会があるのなら、ぜひヒートショック対策について業者に聞いてみてください。意識の高い業者ほど、しっかり対策していますよ。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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