東京でコンクリートの家を建てるならRCdesign

曇りのち雨の東京です。

そんな今日は朝からお問合せ対応、資料作成、文京区根津計画検討、解体業者さんと電話、中野区大和町計画検討、見積作成、金融機関さんとお電話など。

午後は土地家屋調査士さん来社、地盤調査会社さんと電話、出版社さん来社打ち合わせ、西台のお客様にご来社頂き打ち合わせ、資料作成、電気屋さん来社打ち合わせ、大田区仲池上計画検討、見積作成など。夕方はお問合せ対応と資料作成、信用金庫さんと電話、豊島区西巣鴨計画検討、板橋区双葉町計画検討、お客様とお電話、ミーティングなど。

いよいよ8月に突入したと思ったら、雨のおかげか多少涼しく感じました。

ではこちら。

時間が経つほどに強度を増していく 古代ローマのコンクリートの驚異

一般に、コンクリートの寿命は50年から100年程度とされている。コンクリートと一口にいっても色々なコンクリートがあり、また劣化が生じる原因も様々である。しかし、歴史的事実として、古代ローマ時代に作られたコンクリートで、まだ現役のものが存在する。これは何故なのか、ということを、アメリカの研究チームが明らかにした。

そもそもコンクリートというと近代建築というイメージがあるが、それはある意味では正しくある意味では正しくない。コンクリートは、古代ローマにおいて既に実用化されていた(あえて区別するときはこれをローマン・コンクリートという)。だが、その製法はローマの衰退後一千年以上にも渡って忘れ去られ、ヨーロッパでは石造建築が主流となった。コンクリート工法が近代において蘇るのは、実に18世紀のことである。
2017年8月1日 9時25分 財経新聞

なるほど。

先月にも同様の記事を取り上げさせて頂きましたが、記事の出所が違うようでしたので、再度話題とさせて頂きました。先月の記事はこちら→2000年の耐久性はコンクリート造とか。

一般的にはコンクリートに関する記事を目にすることは少ないと思いますし、その材料や工法に関しても興味を持って頂けることはほとんど無いように思います。

もちろん建設業界の方なら、業界のニュースで目にとまることもあると思いますが、ここは住まいづくりをお考えの方にも、是非参考にして頂きたいところです。

以前にも書いたように、古代ローマのコンクリート建造物で現存するものとして有名なものの一つに、イタリアの首都ローマにあるパンテオンがありますが、古代ローマ時代には鉄筋で補強するという技術は無かったので、パンテオンは無筋コンクリート工法による世界最大のドームと言われています。

そこで、この建造物が何故2,000年近くも前のコンクリートで寿命を保っていられるのかという疑問に関して、アメリカ・エネルギー省ローレンス・バークレー国立研究所の研究チームが分析したということです。

記事によると、その秘密は、ローマン・コンクリートが「海水」を混ぜて作られていたことにあったらしいということで、海水と石灰と火山灰が起こす化学反応によって、トバモライトと呼ばれる結晶が生成されますが、この反応は、実に1,000年以上にも渡って続き、「成長する岩のように」コンクリートの強度を増していくそうです。

何とも心強い材料ではないでしょうか。やはり少なからず資源を使用する建築物においては、より長期間に渡って利用されるべきだと思いますし、その時間の経過と共に劣化することなく、むしろ強度が増していくという材料は他には無いと思います。

ただし、残念ながら今の建築技術では、その正確な製造方法が明らかになっていなかったり、必要な強度発生まで時間がかかりすぎる、また鉄筋で補強する時に鉄との相性が悪いなどのハードルがありますので、すぐに利用出来る材料ではありません。

しかし、現代のコンクリートでも、製造からの年数が経過することで徐々に強度が増していくということがわかっていますし、また細かなヒビに対しては水分による自然治癒力があることも確認されていますので、鉄筋で補強されたコンクリート構造物であるRC造は、現時点で理想的な構造だと言えるでしょう。

もちろん全ての素材が自然界にある材料で、しかも再利用が可能ですので、持続可能な構造ということも言えると思います。

間違ったイメージや情報だけで判断されるのは大変残念ですし、もし丈夫で長持ちな家をお考えなら、是非RC住宅をご検討頂けると嬉しく思います。

それでは。
今日もありがとうございます。


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