高強度の家を建てるならRCdesign
晴れの東京です。
そんな今日は朝から大田区田園調布計画検討、見積作成、社内ミーティング、渋谷区西原計画検討、資料作成、不動産会社さんと電話、提携会社さんと電話、電気屋さん来社打ち合わせ、ご近所のお客様宅訪問打ち合わせなど。
午後は書類作成、5丁目計画検討、お客様とお電話、提携会社さんと電話、図面作成、西原計画のお客様とお電話など。夕方は業者さんと電話、世田谷区新町計画検討、台東区蔵前計画検討、電気屋さんと電話、ミーティングなど。
ちょっとだけ冷え込みが緩んだように感じました。
ではこちら。
浜岡原発コンクリート、高強度に ローマ遺跡と同じ鉱物が生成
中部電力浜岡原発1号機(静岡県御前崎市)の原子炉建屋のコンクリートには「トバモライト」という硬い鉱物が生成し、強度が増していることが分かったと名古屋大の丸山一平教授(建築材料学)らのチームが明らかにした。
ローマ時代の遺跡でもこの鉱物が見つかっているが、放射線と熱にさらされる原子炉の近くでは、より早く生成するとみられる。
2021年1月22日 17時39分 共同通信
なるほど。
一般ニュースサイトにこのような記事が取り上げられると、つい嬉しくなってしまうのは職業病なのでしょうか。
実は業界では以前からローマン・コンクリートとして、現代のコンクリートとは区別して呼んでいたんですが、その特性や製造方法などの解明が進められていたんです。
ご存じの通り古代ローマ帝国が滅亡したのは1,500年以上も前のことですが、この時代に作られたコンクリートは、現在も十分強度があるということが調査でわかっています。
有名なローマにあるパンテオンは無筋コンクリートでできた世界最大のドームといわれていますが、約2,000年経った今も強度を保っているというか、強度が増しているとも言われています。
今わかっているのは、当時のローマのコンクリートは火山灰、石灰、火山岩、海水を混ぜ合わせて作られていたということで、このうち重要な役割を果たしているのが海水ということでした。
今では考えられない材料の組み合わせですが、実際に1,000年以上の時間をかけてコンクリート内で新しい鉱物が形成され、ますます強度を増しているということなんです。
その内部を詳細に調べたところ、コンクリートの中にアルミナ質のトバモライト結晶が含まれていることがわかっていて、この層状鉱物が長い時間をかけてコンクリートの強度を高めるのに重要な役割を果たしているということと、この鉱物は海水と石灰と火山灰が混ざり合って熱が発生することによって生成されるとも言われています。
このことは以前にもここで取り上げさせていただきましたので、合わせてお読み頂けると幸いです。
以前の記事はこちら⇒ローマとコンクリートと建築。
そして今日の記事によれば、原子炉建屋のコンクリートにも「トバモライト」が生成し、強度が増していることが分かったということで、結構な発見になったのではないでしょうか。
記事にあった教授は「トバモライトは高温高圧下でできると考えられてきたが、放射線が当たる場所では40〜50度程度で生成しており驚きだ」と話していて、耐久性の高いコンクリートの開発に応用できる可能性があるとしています。
一般的には、原子力や放射線というキーワードは、どこかネガティブなイメージになっていますが、医療機関などでも利用されるレントゲンもそのひとつですし、安全に管理出来れば有益になるものだと思います。
より強度の高いコンクリートの開発が進むと、もしかすると建築業界でも放射線技師が活躍する時代がくるかもしれませんね。
まだまだコンクリートは進化の余地がありそうで楽しみです。
それでは。
今日もありがとうございます。
晴れの東京です。
そんな今日は朝から大田区田園調布計画検討、見積作成、社内ミーティング、渋谷区西原計画検討、資料作成、不動産会社さんと電話、提携会社さんと電話、電気屋さん来社打ち合わせ、ご近所のお客様宅訪問打ち合わせなど。
午後は書類作成、5丁目計画検討、お客様とお電話、提携会社さんと電話、図面作成、西原計画のお客様とお電話など。夕方は業者さんと電話、世田谷区新町計画検討、台東区蔵前計画検討、電気屋さんと電話、ミーティングなど。
ちょっとだけ冷え込みが緩んだように感じました。
ではこちら。
浜岡原発コンクリート、高強度に ローマ遺跡と同じ鉱物が生成
中部電力浜岡原発1号機(静岡県御前崎市)の原子炉建屋のコンクリートには「トバモライト」という硬い鉱物が生成し、強度が増していることが分かったと名古屋大の丸山一平教授(建築材料学)らのチームが明らかにした。
ローマ時代の遺跡でもこの鉱物が見つかっているが、放射線と熱にさらされる原子炉の近くでは、より早く生成するとみられる。
2021年1月22日 17時39分 共同通信
なるほど。
一般ニュースサイトにこのような記事が取り上げられると、つい嬉しくなってしまうのは職業病なのでしょうか。
実は業界では以前からローマン・コンクリートとして、現代のコンクリートとは区別して呼んでいたんですが、その特性や製造方法などの解明が進められていたんです。
ご存じの通り古代ローマ帝国が滅亡したのは1,500年以上も前のことですが、この時代に作られたコンクリートは、現在も十分強度があるということが調査でわかっています。
有名なローマにあるパンテオンは無筋コンクリートでできた世界最大のドームといわれていますが、約2,000年経った今も強度を保っているというか、強度が増しているとも言われています。
今わかっているのは、当時のローマのコンクリートは火山灰、石灰、火山岩、海水を混ぜ合わせて作られていたということで、このうち重要な役割を果たしているのが海水ということでした。
今では考えられない材料の組み合わせですが、実際に1,000年以上の時間をかけてコンクリート内で新しい鉱物が形成され、ますます強度を増しているということなんです。
その内部を詳細に調べたところ、コンクリートの中にアルミナ質のトバモライト結晶が含まれていることがわかっていて、この層状鉱物が長い時間をかけてコンクリートの強度を高めるのに重要な役割を果たしているということと、この鉱物は海水と石灰と火山灰が混ざり合って熱が発生することによって生成されるとも言われています。
このことは以前にもここで取り上げさせていただきましたので、合わせてお読み頂けると幸いです。
以前の記事はこちら⇒ローマとコンクリートと建築。
そして今日の記事によれば、原子炉建屋のコンクリートにも「トバモライト」が生成し、強度が増していることが分かったということで、結構な発見になったのではないでしょうか。
記事にあった教授は「トバモライトは高温高圧下でできると考えられてきたが、放射線が当たる場所では40〜50度程度で生成しており驚きだ」と話していて、耐久性の高いコンクリートの開発に応用できる可能性があるとしています。
一般的には、原子力や放射線というキーワードは、どこかネガティブなイメージになっていますが、医療機関などでも利用されるレントゲンもそのひとつですし、安全に管理出来れば有益になるものだと思います。
より強度の高いコンクリートの開発が進むと、もしかすると建築業界でも放射線技師が活躍する時代がくるかもしれませんね。
まだまだコンクリートは進化の余地がありそうで楽しみです。
それでは。
今日もありがとうございます。