東京で和室のある家を建てるならRCdesign

くもり時々雨の東京です。

そんな今日は朝から社内ミーティング、武蔵野市中町計画検討、相生町のOBオーナー様とお電話、板橋区双葉町計画のお客様にご来社頂き打ち合わせ、ありがとうございます。地盤調査会社さんと電話、文京区大塚計画検討検討など。

午後からは資料作成、杉並区高井戸東計画のお客様とお電話、相生町のお客様ご来社、事務機屋さん来社、信用金庫さんと電話、地方銀行さん来社打ち合わせなど。夕方は出版社さんと電話、文京区根津計画検討、図面作成、豊島区西巣鴨計画検討、ミーティングなど。

天気予報がハズレ続きの気がします。

ではこちら。

和室大好き! 畳屋さんが日本一多い県は…

戸建てでも集合住宅でも、和室のない家が増えている。椅子の生活に慣れ、正座はきついという人も増えたが、旅先の和室で、何だかくつろげる〜と寝転がる人も多いのでは? NTTタウンページが10万人当たりの業種分類「畳」の登録件数を調べたところ、日本で畳を扱う業者が一番多いのは、山形県だった。

畳は日本固有の文化で、古事記にも記述があるほど歴史は古い。現在の畳に似た構造になったのは平安時代。鎌倉時代に書院造(しょいんづくり)が生まれて部屋全体に畳を敷き詰めるようになり、桃山時代茶道が発展したことで、徐々に町人にも広がったのだという。戦後の高度成長で需要は伸びたが、生活や建築の洋風化とともに徐々に減少。畳表の年間需要量は、1993年には4500万畳だったが、2008年には1720万畳と約3分の1にまで減ってしまったのだそうだ。
2017年9月4日 10時56分 OVO [オーヴォ]

なるほど。

実際に家づくりに立ち会わせて頂くことの多い私たちでも、和室を要望される方が非常に少なくなったということを感じてしまいます。

ちょっと前までは、2世帯住宅の場合などでは少なからず和室を設けるご家庭もありましたし、こだわりの和室をご依頼頂くこともありましたが、それも今は昔、ここ数年では新たに和室を造られた家は記憶にありません。

それでも、既存のOBオーナー様宅では、畳の表替えや裏返しなどメンテナンスをご依頼頂くことはありますので、畳屋さんとのつながりはかろうじて保たれているようです。

記事にもあったように、近年では畳屋さんの廃業が進んでしまい、弊社でもここ10年くらいの間では、お付き合いのあった畳屋さんが店じまいをしてしまったことがありました。

畳屋さんの多くは、オヤジさん一人で行っている場合も多く、団塊の世代から上の年齢の方達も、すでに還暦を過ぎていますので、職人として体力的には相当辛くなっているわけです。

すでに畳造りにおいても、職人さんの手作りというものは貴重になっていて、工場の機械で生産されるものもありますが、腕の良い職人さんの手縫いされた畳はやっぱり違うものです。

そんな状況の中で、山形県には人口約10万人当たり18.17件の畳の業種登録があって全国首位ということです。続いて2位は福島県(17.87件)、3位は熊本県(17.40件)となっていて、4年間、この順位は変わっていないということ。

記事のトップ10の中には東北と九州が多く含まれているという点では、まだまだ従来の日本家屋が多いことや、実は山形県は都道府県別持ち家率で3位ということもあったり、高齢者世帯が多いというようなことも関係しているのでしょうか。

2年前に話題にさせて頂いたのは、「いぐさロール」という新商品でした。これは国産畳の文化を守るため、い草生産者と畳店を結ぶネットワーク「畳屋道場」を組織したり、新商品を開発するなど、新しい畳のあり方を打ち出す鏡畳店があります。(2年前の記事はこちら)

また、記事によれば年に2回畳の日があるそうで、秋は9月24日です。冬の衣替えを前に、畳を上げて大掃除を推奨する日ということ。一方春は4月29日で、畳の原材料イグサが田園をみどり一面に染めて育つ、春の記念日として制定されているとか。

魅力の発信など業界の努力ももちろん必要だと思いますが、貴重な職人さんの技術を保護育成し、継承していくためには、一般消費者さんのサポートも必要です。

なかなか和室を設けるのは難しいかもしれませんが、部分的に畳コーナーを造るとか、季節によってはゴザを敷くなど、インテリアに和の雰囲気を取り入れてみてはいかがでしょうか。

和室が大好きな人にもRC(鉄筋コンクリート)住宅がオススメです。

それでは。

今日もありがとうございます。



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