東京で高性能な家を建てるならRCdesign

薄曇りでも暖かい東京です。

そんな今日は朝から朝霞計画検討、図面作成、川崎の業者さんと電話、原稿作成、練馬区田柄計画検討など。

午後はガス会社さんと連絡、高田馬場計画検討、文京区千駄木計画のお客様とお電話、資料作成、リフォーム計画検討、図面作成など。夕方は電気屋さんと電話、墨田区業平計画検討、北新宿計画検討など。

早くも3月初めの土曜日ですが、今日は啓蟄です。いよいよ虫たちが地面から出て来ますね。それでは3月も土曜日恒例の家づくり講座第285回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

今から家を建てるとすると、求められるのは高性能住宅です。高気密高断熱を追求した家は、部屋毎の温度の違いが少ないのでヒートショックなどの健康被害が起こりにくいですし、何よりも省エネで快適です。

この断熱性を高めるためには、気密性も高めて空気の漏れを少なくし、熱を伝えないことが大切です。

そのため、より高性能を追求しようとすると、窓の大きさや数が制限されます。また、24時間換気を可動させていても、人の呼吸などで空気が汚染されたり、室内のニオイも残ってしまう可能性が高まります。木造ですと家の寿命が短くなってしまうこともあります。 

もしかすると、そんな行き過ぎた高性能住宅に暮らすうちに、家にいるだけで圧迫感や閉塞性を感じる人がいるかもしれません。

「窓を開けて、自然の空気を取り込みたい」「広い窓から景色を楽しみたい」という人は、特にストレスを感じてしまう可能性があります。

窓が大きくて解放感溢れる家なら、中の音が外に、外の音が中に聞こえやすくなります。同時に高気密高断熱の家より、寒くて暑い家になります。

どの程度をよしとするかは、その家族次第です。メーカーの都合で押し売りされたり、数字だけを比べるのは注意が必要です。

また、材料にも長所と短所があります。

とにかく安くてお手入れが簡単。でもシックハウスを引き起こす可能性がある材料。

高くてお手入れが面倒。でも健康に暮らせる材料・・・。

長所ばかりをアピールする業者が多いなか、新築する人が知りたいのは、実はおおよそ短所の方ではないでしょうか。

そうすれば事前に対策ができるし、自分が希望する暮らし方を見つめ、選択基準を変えることもできるからです。

しかし、一部の業者は長所しか伝えません。「短所を伝えると契約してもらえないのでは?」と怖いのです。

このとき、自分の家づくりに信念を持っている業者は、その家づくりの長所と短所を伝えることができます。

包み隠さず話して、その家づくりに共感してくれたお客さんと一緒に新居をつくり上げていきます。

お客さんは事前に短所が分かっていますから、「こんなはずじゃなかった」とイヤな思いをしなくて済みます。

しかし、そうでない業者の場合、自社の短所はなかなか口にできません。そのような業者は避けたいものですね。

施主の立場を考えた情報開示をどこまでできるか、というのは、業者選びの大切なポイントではないでしょうか。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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