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くもり時より小雨の東京です。

午後は世田谷区奥沢計画のお客様にご来社頂き打ち合わせなど、ありがとうございます。近所のリフォーム工事視察、見積作成、品川区大井1丁目計画検討、練馬区大泉でご検討のお客様にご来社いただきました、ありがとうございます。夕方は電気屋さん来社打ち合わせ、書類作成、台東区日本堤計画検討、ミーティングなど。
ドンヨリとした空模様の土曜日でしたね、ゆっくりと過ごされている方も、そうではない方も、土曜日恒例の家づくり講座第246回をお届けいたします。今日もどうぞお付き合いくださいませ。
さて、ここで突然ですが問題です。『入学』『就職』『結婚』『新築』に共通することは何でしょう?
・・・さて、どんな答えを思いつきましたか?
答えは、『未経験者』が『ゴール』だと勘違いしやすい『スタートライン』ということです。
一度でも経験したことがある人なら、そこは次のステップに進むためのスタートラインに過ぎないと知っています。でも、そこに到達するまでは、たくさんの努力を積み重ねないといけません。
だから、初めて経験する人は、そこをゴールだと思って頑張ってしまうんですが、その結果ゴールに到達したことで気が抜けたり、燃え尽きたりするんです。
家づくりのために勉強を始めて、資金を貯めて、土地を選んで業者を選んで・・・。
細かい打ち合わせが続くと、時にはストレスを感じることもあるでしょう。あなたが新居の引き渡しを受けるまでには、本当にたくさんのステップがあります。
だから、引き渡しを受けた時には「やれやれ、やっとゴールにたどり着いた」という気持ちになってしまいがちなんです。
しかし、そこをゴールだと勘違いしていると、予期しない不幸な出来事や、トラブルが起きることがあります。
支払いに追われて生活を楽しむ余裕がなくなったり、きれいな家を保つために子どもを叱り続けるようになったり。お互いの両親との関係が変わることもあります。新築が離婚の原因になる人は少なくないですよね。
新居が完成したということは、幸せな生活をするための準備が整ったということにすぎません。
大切な家族との新しい関係、そこに住み続ける限り関わることになるご近所さんとの関係、家を守り続けるための準備など、スタートラインに立てたからこその新しい課題が、次々に出てきます。
家の完成は、あなたにとってゴールではありません。
より幸せに暮らすためのスタートラインに立っただけ。
だから、「同僚や友達が次々と家を建てているから」「消費税が上がるから」とかいう外的な要因で家を建てるのは良くないんです。
あなたには、「家族とこういう生活をしたいから家を建てるんだ」という明確な動機はありますか?
そんな動機がないと、スタートラインとゴールラインを勘違いしてしまいますよ。