東京でコンクリートの家を建てるならRCdesign

晴れて清々しい東京です。

そんな今日は朝から目黒区青葉台計画検討、見積作成、文京区本駒込計画検討、提携会社さんと電話、目黒区駒場計画検討、お問合せ対応、品川区小山計画検討など。

午後からは江東区平野計画検討、防災屋さんと電話、お問合せ対応、目黒区五本木計画検討、西新宿の業者さん来社打ち合わせなど。夕方は日野市計画検討、書類作成、ミーティングなど。

台風25号が気になりますね、注意しておきましょう。

ではこちら。

産総研、大工ロボ「HRP-5P」を公開。石膏ボードを巧みに壁に取り付け

日本の産業総合研究所(産総研:AIST)が、人間が行うような重労働を軽くこなすヒューマノイド・ロボットのプロトタイプ「HRP-5P」を開発、公開しました。

HRP-5Pはざっくり言えば大工(見習い)ロボ。建築現場における主に重労働を役割として与えるために開発された、身長180cm、体重101kgのすらりとした体型とたくましく黒光りする外観が特徴です。
2018年10月2日 13時30分 Engadget 日本版

なるほど。

いよいよ、というかやっとここまで来ましたか、という感じですが、それでも実用化まではもう少し時間がかかるのではないでしょうか。

建築業界では、景気の上下も激しいのですが、ちょっと忙しくなるとそれこそ猫の手も借りたい状況になってしまいます。その都度ロボット化や工業化を進める話が盛り上がるものの、これまではそれほど大きな進化は無かったように思います。

もちろんハウスメーカーをはじめとした大手企業では、工場生産の比率を高めるなど、現場で施工する部分を少なくすることや、熟練の職人さんを必要としない施工を多くすることを進めています。

しかしながら、戦後の復興期や高度成長期なら、同じ形の建物を大量生産することにも意味があったものの、現在の日本のような状況では、オリジナルのデザインや限られた敷地を有効に使うことを求められますので、工業化だけでは対応出来ないことも多いと思います。

海外では、巨大な3Dプリンターで住宅を造るということも進められていますが、これも日本の法規制や気候風土などには、まだまだ対応出来るまでに至っていません。

今日の記事で紹介されていたのは、これまでにHRPシリーズとして1998年からヒューマノイドの研究開発を進めていたそうで、その初代となるHRP-1は本田技研工業株式会社が開発した「P3」がベースで、ASIMOとは従兄弟の関係と言えるものだとか。

今回公開されたロボットは、ASIMOのイメージとはちょっと違い、外装パネルが排除され、まるで先祖返りしたかのような荒々しい見てくれがいかにも重労働に強そうな趣きになっています。

さらにその外観にも負けない中身となっているそうで、当然ながら最新のハードウェア技術を投入してあり、各部の関節も首2軸、腰部3軸、腕部各8軸、脚部各6軸で構成され、高出力モーターの採用で一部では人間を超える自由度を得ているそうです。

もっと凄いのが、丈夫な身体だけでは無く、「環境計測・物体認識技術、全身動作計画・制御技術、タスク記述・実行管理技術、高信頼システム化技術からなるロボット知能を搭載」しているということで、その成果が「建築現場での代表的な重労働作業」とされる石膏ボードの施工作業を単独でこなすことを可能としているということ。

これはとにかくその作業風景を見て頂いた方がわかりやすいと思いますので、下記の動画を是非ご覧ください。



なんとも器用に動きますね。ちょっと映画のターミネーターを思い出してしまいましたが、本当にそんな時代が近いのかもしれません。

記事にもありましたが、大工さんは子どもたちが将来就きたい職業ランキングで必ず上位に顔を出す人気職種なんですけど、いざ就職となるとなかなか足を踏み入れる人が少ないんです。

弊社でも大工さんの育成を進めておりますが、体力仕事が敬遠されているのだとすれば、このロボット化で、かなり楽にになると思いますので、大工さんの仕事も変わってくるかもしれません。

ものづくりでは、全てを機械やロボットに任せることも可能かもしれませんが、人間の手が入っているものやその部分は、やはり見た目の印象や使い勝手、耐久性や受ける印象などが違うように思います。

もしかすると、近い将来では現場でこのようなロボットと一緒に働くことになるのでしょうけど、どこか人間にしか出来ないこと、人間が手をかけることでより良くなることもあると思います。

次世代でもロボットを上手に使いながら、より良い住まいを造りたいと思います。

それでは。

今日もありがとうございます。


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