東京で家を建てるならRCdesign

曇り一時雨の東京です。

そんな今日は朝から社内システムメンテナンス、渋谷区東計画検討、図面作成、港区高輪計画検討、渋谷区の不動産会社さん来社、業者さん来社打ち合わせなど。

午後は外出、帰社後は中野区南台計画検討、業者さんと電話、渋谷区東計画検討、図面作成、電気屋さん来社打ち合わせ、台東区柳橋計画検討など。夕方は所沢計画検討、図面作成、賃貸管理業務、ミーティングなど。

サッカーW杯が盛り上がってきましたね。寝不足と体調管理に気をつけながら楽しみたいですね。それでは今週も土曜日恒例の家づくり講座第496回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

木造住宅の耐久性を脅かす天敵といえば『シロアリ』。築年数が長くなるほど、そのリスクは増します。

その被害を防ぐために使われる薬剤が、合成殺虫剤やホウ酸です。と言っても、その違いは良くわかりませんよね。

そこで今日は、それぞれの長所と短所についてお話しします。

合成殺虫剤の長所は、殺虫効果が高いことです。短所は、その効果が3〜5年しか続かず、定期的なケアが欠かせないことです。

揮発性なので、人体の健康を脅かす恐れがあります。以前はヒ素が使われていた時代もありました。そのため、高気密高断熱の住宅には不向きです。

一方、ホウ酸の長所は年数を経ても効果が衰えないことです。自然界に存在する物質で、半永久的に効果が持続します。合成殺虫剤とは異なり、人体やペットに害はありません。

というのも、腎臓がある生物はホウ酸を体外に排出できるからです。逆に、腎臓が無い生物(ゴキブリやシロアリなど)がホウ酸を摂取すると、排出できないまま体内に蓄積されます。

そのため、代謝が止まり死に至るわけです。

ただ、ホウ酸には水に溶けるという短所があります。湿気や雨漏りがあると能力を発揮できません。床下だけでなく、押し入れや玄関の湿気も大敵なんです。

国土交通省の調査によると、シロアリ被害の多くは防除処理の保証期限が切れてから数年の内に再発しています。

そのため、専門家による定期の床下点検を充実させ、再処理を含めたメンテナンスを適切な時期に実施することを提言しています。

しかし、最近の家づくりの方法では、人が床下に潜って作業するのは難しいですよね。床下だけでなく、壁の間も被害を確認しにくいのが現状です。

そんな事情もあり、長期間効果を発揮するホウ酸の普及率は高まっています。

新居での暮らしが始まると、一戸建てをターゲットにしたセールスマンがやってきます。その中には、シロアリ業者による『無料』床下点検もあります。

床下や天井など、見えない部分の劣化は誰だって不安です。そんな心理を利用して、無料点検をきっかけに高額な契約を迫る業者は少なくありません。

実際、国民生活センターには点検商法に関する相談が毎年5000件以上寄せられています。

今日お話ししたことは基本的なこととはいえ、覚えておいて損はありません。

木造住宅にお住まいの方には、シロアリ予防にも悪徳業者対策にも、きっと役立つと思います。^^

シロアリを気にせずに暮らしたいなら、住まいはRC住宅がオススメです。 

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。
がんばろう!ニッポン!!


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