東京で家を建てるならRCdesign

曇りのち晴れの暑い東京です。

そんな今日は朝から渋谷区西原の現場でコンクリート打設、電気屋さんと電話、大工さんと電話、高田馬場のお客様とお電話、文京区白山計画検討、資料作成、お問い合わせ対応、北区赤羽西計画検討、板橋区常盤台のお客様にご来社頂き打ち合わせなど。

午後は事務組合さんと電話、原稿作成、図面チェック、世田谷区新町計画検討、杉並区今川計画検討、見積作成など。夕方は文京区千駄木のお客様と連絡、お問い合わせ対応、各種段取り、ミーティングなど。

残暑お見舞い申し上げます。気が付いたら8月も最後の土曜日となりました。さらに約1か月ぶりのお届けとなってしまいましたが、今週は土曜日恒例の家づくり講座第465回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

家づくりの打ち合わせの中で、キッチンづくりにこだわりを持つ方は少なくありません。

料理は家族の健康管理のために欠かせない大切な家事ですが、疲れた体には負担になることもあります。

そのため、少しでも快適に作業できるようキッチンのレイアウト(I型やL型、アイランド型など)にこだわったり、オシャレなデザインにしてやる気を高めるなど、さまざまなアイデアで快適な空間を目指します。

そんな中、意外と意識されていないものがあります。

それは『レンジフード』です。

レンジフードとは、調理中に出る煙やニオイ、蒸気などを屋外に排出するための排気設備のことです。排気ファンと、それを覆うフードの2つで成り立っています。

排気ファンは大きく分けて3つの種類があります。

昔から見慣れた形状といえば、扇風機の羽根のような形をした『プロペラファン』でしょう。排気量が大きく比較的安価なのは良いのですが、騒音が大きく、屋外の風の影響を受けやすいのが欠点です。壁に直接設置するので、気密性の高い住宅には不向きです。

現在、最も一般的なのは『シロッコファン』です。円形の枠に幅の狭い羽根が数十枚ついています。プロペラファンより価格は高いものの、屋外の風の影響を受けにくく、騒音も控えめです。

最も効率よく換気できるのは『ターボファン』です。円形の枠に幅の広い羽根が数枚ついています。効率良く換気できるのは良いのですが、騒音が大きめで他のファンより高価なのが欠点です。

次はフードについてです。

フードの形状も大きく分けて3種類あります。

最も一般的なのは『ブーツ型』です。煙などの捕集力が高く、あらゆるキッチンに取り付けることができます。

ただ、内部部品が多いことや内側の溝に汚れが溜まりやすいことなどから、掃除はなかなか面倒です。また、存在感があるフードなのでスッキリしたキッチンに仕上げたい人には不向きといえるでしょう。

凹凸が無く、見た目がスッキリしているのは『スリム型』です。溝や継ぎ目が無いので掃除が楽です。デザインにこだわりを持つ人に人気が高く、インテリアの一つとして採用されることもあります。

薄くて場所を取らない形状なのは『浅型』です。高さを確保できないキッチンに用います。高さが無い分、掃除する面積も少ないのですが、内部の部品が多いので、その分掃除は面倒です。

いかがでしたか?

クローズ型のキッチンならまだしも、オープン型のキッチンの場合、ファンの換気能力や騒音のレベルによっては隣接する部屋の快適度を下げることがあります。

あなたが特に指定しない限り、業者があなたの要望を聞くことは無いかもしれません。業者がいつも採用している種類のものを、そのまま採用しても不思議なことではありません。

もし、排気能力や運転音などにこだわりがあるのなら、どの程度の能力を備えたものが欲しいのか、業者にしっかり伝えましょう。

フードの種類によっては色も選べます。家族に最適なものを探してみましょう。ただし、レンジフードは各種法律によって規定される部品ですので、その条件に合ったものを選びましょう。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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