東京で家を建てるならRCdesign

晴れても寒い東京です。

そんな今日は朝から杉並区今川の現場へ、完成内覧会を開催させて頂きました。お陰様で大好評のご案内となりました。遠くから、お怪我をされたお身体で、貴重なお時間を割いて頂きご来場頂きましたこと、誠にありがとうございます。また、この貴重な機会を与えて頂きましたオーナー様に感謝申し上げます。

もし、何らかの事情で今回ご参加頂けなかった方でも、諦めずに是非お声がけをください。場合によっては開催日以外に個別でのご案内や、オープンできない建物のご案内が可能な場合もございますので、一度はお問い合わせ頂けると嬉しいです。

急に冬らしくなってきましたね、とにかく寒さを我慢するようなことはしないように、暖かくしてお過ごしください。それでは今週も土曜日恒例の家づくり講座第472回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

さて、「人生で最大の買い物は?」と尋ねられた時、真っ先に『家』と思い浮かべる人は少なくないかもしれません。

現金で一括払いするのなら正解ですが、住宅ローンを利用して支払う人にとっての正解は『住宅ローン』です。

住宅ローンの返済方法には『元利均等返済』と『元金均等返済』の2種類があります。

元利均等返済とは、毎月の『返済額』を一定にする方法です。長所は、返済額が一定なので計画を立てやすいこと。短所は、残高の減り方が遅いので総支払額が高くなることです。

元金均等返済は、毎月返済する『元金の額』を一定にし、それに前回返済から今回までの利息を加算して支払う方法です。長所は、元金の減りが早いので総支払額を抑えられること。短所は、
・元金が多いと利息が高いので、支払いの負担が大きい
・返済額に対応できるだけの収入が必要なので、
審査によっては希望通りの融資を受けられないことがあるなどです。

なお、元金均等返済を取り扱っていない金融機関もあるので、この方法を希望する場合には事前の確認が欠かせません。

ところで、毎月の返済額を減らす方法として『返済期間を長くする』というものがありますよね。

確かに毎月の負担は減りますが、返済期間が長くなるほど総支払額は増えてしまいます。

例えば、全期間金利1%で2000万円の融資を受けたとします。返済期間を35年とすると、毎月の返済額は56,457円。総支払額は23,711,746円です。

一方、返済期間を5年縮めると毎月の返済額は64,327円。毎月の負担は7,870円増えます。しかし、総支払額は23,157,879円になるので553,867円の節約ができるんです。

この差は大きいですよね。

返済期間を長く設定すれば、毎月の返済額が減るので新築予算を増やすための提案ができます。ハウスメーカーは大喜びです。

同じ金額を融資するとしても、返済期間が長ければ長いほど支払利息は増えます。金融業者は大喜びです。

…ではあなたは?何だかモヤモヤした気分になりませんか?

住宅ローンを組む際は、業者や金融機関任せにしてはいけません。目先の支払額に安心し、必要以上の家づくりをするのはお勧めできません。

総支払額を減らすなら『借りる額は少なく、金利は低く、返済期間は短く』を意識しましょう。

ただし、無理な計画は厳禁です。生活を楽しむ心の余裕が無くなってしまいますから。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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