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晴れの東京です。

そんな今日は朝から大田区田園調布計画検討、資料作成、北区赤羽西計画検討、資材発注、土地家屋調査士さん来社打ち合わせ、書類作成、台東区蔵前計画検討など。

午後からは杉並区今川計画の現場へ、取扱説明とお引き渡しをさせて頂きました。オーナー様には改めて感謝申し上げます。夕方帰社後は渋谷区西原計画のお客様とお電話、世田谷区新町2丁目計画検討、目黒区原町計画検討、ミーティングなど。

師走に突入しましたので、いつも以上に何かと忙しくお過ごしのことと思います。くれぐれも体調には十分ご注意頂き暖かくしてお過ごしください。それでは今週も土曜日恒例の家づくり講座第473回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

さて、家に関するお話しでは、
「坪単価の安さが魅力的だと思ったけど、外観も安っぽくてガッカリ」
「坪単価25万円のはずが、最終的に40万円になった」
「総額表示で分かりやすかったけど、『総額』に含まれない必需品があった」
など、金額に関する後悔は多いものです。

もちろんほとんどの方は初めての経験ですから、勝手がわからなかったということもあるでしょう。

全ての業者が同じ基準や方法で金額を表示してくれると助かるのですが、なかなか難しいですよね。

そんな時に役立つのが「住める状態にしていくらですか?」という質問です。

極端な話、キッチンや浴槽が無くても『家』としてみなされます。

笑い話のようですが、家が完成していてもインフラ(電気・ガス・水道)に接続されていなかったということもあると聞いています。

しかし、一般の人にとって「住める状態」という環境はそうではありませんよね。

キッチン・浴槽・トイレは無い方が不自然。

地上デジタル放送を見るためのアンテナは、設置されていて当たり前。

照明やカーテンなどが無い生活なんて考えられません。

ということで、もし金額を比べたいのなら「住める状態にしていくらですか?」と尋ねてください。

では、総額や広さに大きな違いが無い場合はどうしましょう。

見た目が安っぽくない方が良いのでしょうか。

それとも、性能が優れている方が良いのでしょうか。

あなたに明確なこだわりがあるのなら、比べるのは簡単です。

しかし、特にこだわりがないのなら難しいことでしょう。

それなら、「住み始めてからの費用は?」という視点で考えてみましょう。

断熱性が劣る住まいは、冷暖房の費用が増えます。冬が訪れる度に結露対策に追われます。

呼吸器系が弱い家族がいるなら、結露によるダニやカビが原因で体調を崩し、医療費が発生するかもしれません。

寿命の短い屋根材や外壁を使用したために、築後10年を待たずに張り替える羽目になるかもしれません。(全体をリフォームする場合、100万円以上の費用が発生します)

ということで、新築時の費用だけで比較するのが難しいなら、数十年単位の費用を比較してみましょう。

全く同じ間取り、同じ構造、同じ性能ならば金額を比べる意味もありますが、そうではない場合は金額を比べても判断を誤ることにつながる可能性があります。

表示方法が違う業者は、同じ土俵では比べられません。新築時の費用が同じ程度な場合も、比較は困難です。金額の比較で困った時は、この2つの視点を思い出してくださいね。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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