風にも強い家を建てるならRCdesign

くもり空の寒い東京です。

そんな今日は朝からガス会社さんと電話、提携会社さんと電話、資料作成、豊島区南池袋計画検討、見積作成、日野市計画検討、大田区北千束計画など。

午後からは5丁目のお客様宅訪問、徳丸のお客様宅訪問、帰社後は賃貸管理業務、図面作成、西東京市柳沢計画検討、来客面談、見積作成など。夕方からは社内及び提携会社さんと忘年会を開催させて頂きました。大勢の関係者さんに参加して頂き大変盛り上がりました。

いよいよ明日は冬至になりますね。限られた日中を有効に使いたいものです。そして今年も残りわずかとなって参りましたが、年内土曜日のブログは今週が最後となりそうです。土曜日恒例の家づくり講座第419回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

さて、前回は新築住宅の住宅性能表示制度についてお話ししました。

その際、『構造躯体は耐用年数が長いが、水分や湿気、空気中の汚染物質などの影響を受けて年々劣化していく』とありましたね。

木造の場合は床下の湿気、窓の周りの結露、室内に干した洗濯物の湿気。料理中の水蒸気や浴室…。それらの湿気を効率よく排出するのも大切ですが、外からの湿気を防ぐことも大切です。

そのために欠かせないのが雨対策です。近所の家々の軒(のき)を見比べてみてください。

軒とは、建物の外部に張り出た屋根の端の部分のことです。軒が長い家もあれば、全く無い家もあります。見比べると、なかなか興味深いですよね。

コストカットやデザイン性の観点で考えると、軒を設置しない方が良いと考える人もいますし、都心部では敷地に限りがあるため、物理的に設置出来ないということもあります。

しかし、木造では屋根と外壁が接する部分は雨に弱く、雨漏り被害が数多く発生しています。

日本住宅保証検査機構(JIO)は、2010年7月から2016年6月の間で保険金の支払いを認めた雨漏り事故案件を対象に調査を行いました。

その結果、
・雨水侵入個所の71.8%が軒が無い住宅(=軒ゼロ住宅)に該当する
・屋根の形状による発生割合は、片流れ屋根が全体の75.8%を占めている
ということがわかりました。

もちろん、軒が無い片流れ屋根のすべてが雨漏りするわけではありません。しかし、そのリスクが高いことは明らかです。

もしあなたが木造で、かつ軒の出が少ない住宅を検討しているなら、
・雨漏りのリスクについて
・防水対策を入念に行うための費用負担について
・屋根の定期点検について
といった説明を業者がするかどうか、しっかりチェックしましょう。

温暖化の影響で、台風などの自然災害の威力は増大しています。

住宅には、暴風雨から家族を守る性能が求められています。

曖昧な説明しかできない業者の甘いささやきには十分に気を付けてくださいね。

暴風雨でも安心して暮らすなら、住まいはRC(鉄筋コンクリート)住宅がオススメです。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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