東京で家を建てるならRCdesign

危険な暑さ続きの東京です。

そんな今日は朝から中野区の現場でコンクリート打設がありました。書類作成、その後成増の現場へ、水道屋さんと打ち合わせ、不動産会社さんと打ち合わせ、リフォーム工事立会など。帰社後は板金屋さんと電話、お問い合わせ対応など。

午後は渋谷区桜丘計画検討、見積作成、渋谷区計画検討、図面作成、賃貸管理業務、電気屋さん来社打ち合わせ、お問い合わせ対応など。夕方は渋谷区のお客様とお電話、新座市計画検討、資料作成、お問い合わせ対応、ミーティングなど。

酷暑が続いておりますが、明日には処暑を迎えますので、少しでも楽になると良いですね。それでは少々間があいてしまいましたが、今週も土曜日恒例の家づくり講座第436回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

さて、新居が完成し、竣工検査が終われば、後は引き渡しを待つだけ。想像するだけでワクワクしますね。

引き渡しは、工事金の残代金を支払った日に行うのが一般的です。当日は、金融機関で手続きをしたり、室内の設備について説明を受けたり、たくさんの取扱説明書や保証書などを渡されたりと慌ただしく時間が過ぎていきます。

業者が去り、静かな時間が戻ってくると、新居が家族のものになったことを実感します。

とてもうれしい一日です。

ところが、まれに正当な理由も無く、未完成の状態で引き渡しを迫る業者がいます。もし、あなたが業者にそんな相談を受けたなら、絶対に断ってください。

なぜなら、リスクが多すぎるからです。

あなたが全ての支払いを終え、引き渡しを受けてしまうと、業者には建物を完成させる理由が無くなります。

未完成の新居の引き渡しを受けた施主の中には、
・電話がつながりにくくなった
・工事を急かしても、のらりくらりとかわされる
・手抜き工事をされた
・資金繰りに困っていたらしく、業者が倒産した
などの体験をした人が少なくありません。

そうなると、新居での生活を楽しむどころではありません。

もしかすると、既存お住まいの退去期限が近づいていたり、仮住まいの期限が迫っていたり、後から追加変更を行ったことで、工事が遅れてしまうこともあるかもしれません。

施主の都合で、新居に入居せざるを得ない場合でも、工事が終わっていない場合は、決して工事代金の全てを支払ってはいけません。

基本は代金支払いと引き渡しが同日に行われることになっていますが、何らかの事情が発生する場合もあるでしょう、そんな時に柔軟に対応してくれる業者さんだと安心です。

それでも引き渡しの時期について折り合いがつかない場合、まずは都道府県庁の相談窓口を利用しましょう。

建設業を営むには、都道府県知事(又は国土交通大臣)の許可が必要です。

建設業者が建設業法に違反したと判断した場合、都道府県知事は、営業許可の取り消しなどの処分を課し、それを公表することができます。

そんな影響力のある機関ですから、実際に相談しなくても、これから相談する旨を伝えるだけで業者の対応が変わることもあります。ぜひ覚えておいてください。

あなたと業者は、これから数十年に渡って共に家を守っていくパートナーです。未完成での引き渡しは信頼関係を壊すきっかけになります。誠実な業者なら、絶対にしないことです。

そんな評判がある業者は避けてくださいね。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。


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