東京で鉄筋コンクリートの家を建てるならRCdesign

くもり時々晴れの寒い東京です。

そんな今日は朝から現場視察、帰社後は渋谷区千駄ヶ谷計画検討、西原計画検討、葛飾区新小岩計画検討、見積作成、資料作成など。

午後は中野区大和町計画検討、お問合せ対応、原稿作成、各種段取りなど。夕方は日野市計画のお客様とお電話、ありがとうございます。江東区平野計画検討、見積作成、ミーティングなど。

連休の中日という方も多いと思いますが、冷え込みが厳しくなっておりますので、くれぐれも暖かくしてお過ごしくださいませ。それでは今週も土曜日恒例の家づくり講座第384回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。

さて、今日は『防火地域』『準防火地域』についてお話しします。

建築物が密集した地域で火災が起きると、被害が拡大する恐れがあります。それを防ぐために設定されたのが『防火地域』『準防火地域』です。東京23区内では全てこのどちらかが指定されています。

防火地域では、地階を含む階数が3以上の建築物や、延べ床面積が100平方メートルを超える建築物は、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造などの耐火建築物にしなければなりません。

準防火地域では、地階を除く階数が4以上の建築物や、延べ床面積が1,500平方メートルを超える建築物は耐火建築物にしなければなりません。

一方、延面積が500平方メートル以下の場合、一般的な木造2階建てや一定の基準に適合する木造3階建てを建てることができます。

ただし、隣地からの距離が近く、延焼の恐れがある外壁や軒裏は、防火構造にする必要があります。

そして、ドアや窓などの開口部には、一定の防火設備を設ける必要がありますが、近年では法改正によって使用出来るドアやサッシに制限がありますので、思うような形の窓が作れない可能性もあります。

防火地域に設定されることが多いのは、町の中心部や商業地域などです。そして、防火地域をぐるりと囲むように設定されるのが準防火地域です。

両方の地域をまたいで建築する場合、より厳しい方の基準が適用されます。

利便性に優れた地域は、建築物が密集しがちですが、都内でもまだ多くの木造住宅密集地域が残っていて、とても危険な状態が続いています。

となると、防火地域や準防火地域に指定されている可能性が高くなります。場合によっては、あなたが思い描いているような家づくりができなくなるかもしれません。

土地を購入する前に、しっかり確認しておきたいですね。

それでは引き続き良い連休を。

今日もありがとうございます。


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