東京で価値ある住まいを建てるならRCdesign

くもり時々雨の東京です。

そんな今日は朝から豊島区西巣鴨計画検討、図面作成、新橋の不動産会社さんと電話、郵便局さん来社、メーカーさんと電話、中区野毛町計画検討、提携会社さんと電話、お問い合わせ対応など。

午後は書類作成、資材発注、朝霞市のお客様とお電話、水道局さんと電話、北新宿計画検討、神宮前でご検討のお客様とお電話、提携会社さんと電話など。夕方は商社さん来社打ち合わせ、各種段取り、書類作成など。

少々のどの調子が思わしくありませんが、気を引き締めて頑張ります。

ではこちら。

掘出物件の宝庫「中古住宅」の品質を見定める二つの方法

中古物件だからこそ真実を確認できる
新築と中古物件の違いは時間が経ったかどうか、ただそれだけです。
これを悪く考えれば、それだけ住宅が老朽化しているといえますが、良く考えれば中古物件は時間の審判に耐えているといえるのです。

時間が経過しても家を支える躯体部分に歪みがなく、雨漏りや結露もしないのであれば、適切なメンテナンスがなされていると確認できます。
この「確認できる」こと自体、長年経過した中古物件のみが持っている大変素晴らしいメリットなのです。

コミュニティの雰囲気、日当たりや眺望、特にマンションであれば管理会社の質もわかるなど、住宅が建設された後に判明する周辺環境も確かめられるのです。
2016年7月25日 15時0分 JIJICO 

なるほど。

確かにこれまでの日本では、極端な新築志向と言わざるを得ないくらい、新築至上主義が当たり前とされていたと思います。

その結果が、今の空き家問題であったり、一生を掛けてもなんら資産にならない、というような歪んだ住宅政策にあったような気もいたします。

記事にも書かれているとおり、すでに現物がそこにあって、その環境で時間が経過した家というのは、すでに環境適応試験が終わっている、と言うことができますし、どの程度のスピードで劣化が進んでいるのかを確認することもできますね。

その経過した時間を加味した建物の価値というものも、本来ならばもっと適切に算出されるべきものなんですけど、残念ながら日本では法定耐用年数で一律に値段を決められていたりしていました。

そこで、表題の掘出物件を見つけるチャンスというのもまた存在するということです。

ここにきて、国としても空き家問題や景気の低迷、社会資本の再利用などにちょっと本気で取り組んでみようという姿勢を示してきました。

それが中古住宅の品質を見抜く二つのツール「インスペクション」と「既存住宅売買瑕疵(かし)保険」ということです。

つい先日の2016年5月、とうとうインスペクション(建物診断)の説明を仲介業者に義務付ける法案が成立しました。実際にインスペクションをするかどうかは任意ですが、インスペクションという方法で中古住宅の健康状態を確認できる選択肢があること自体は、買主に必ず周知されるようになります。

今後は中古の建物でも状況の調査が促され、中古住宅のありのままの姿が正しく評価する動きが加速すると言われていますので、良いものそうではないものの価格差が広がっていくかもしれませんね。

そしてもう一つのツールが「既存住宅売買瑕疵保険」です。
これは、中古住宅の構造耐力上主要な部分(柱や基礎など)と雨水の浸入を防止する部分について、瑕疵(かし)があった場合に買主を保証する制度です。

これまでは新築に限って、この瑕疵担保責任保険が義務付けられていたんですけど、ようやく既存の住宅でもこの保険に加入することができるようになりました。

ただし、だれでも、どんな建物でも加入できるわけではなく、保険法人の専門的な「検査」にパスしなければ、瑕疵保険に加入できません。が、瑕疵保険に加入できている時点で、一定程度の品質が確認されるといえるようになりますね。

また、大切なのは既存住宅売買瑕疵保険に加入するのは売主だということ。新築の場合は建築業者や不動産業者が加入を義務付けられています。

ですので、もし瑕疵保険に入っていない中古物件があれば、売主側に「瑕疵保険に入ってくれ」とお願いする必要があり、売主が頑なに保険加入を拒否する場合は、住宅の品質に問題があることを知っているとも考えられ、不良住宅を購入するリスクを低減できるということになりますね。

これにより、今後の日本では「良いものを長く使う」という住まい方が当たり前になってくるでしょう。より良い住宅を建てて、大切に使った住宅はそれに見合う資産価値が認められるようになります。

そうなると、新築時にもより耐久性の高い確かなものが求められるようになりますので、ますます鉄筋コンクリート住宅が有利になるのではないでしょうか。

ちなみに弊社でも国土交通省「既存住宅インスペクション・ガイドライン」に準拠したインスペクター(検査技術者)がおりますので、お気軽にご相談ください。

それでは。

今日もありがとうございます。


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