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晴れのち曇りの東京です。

そんな今日は朝からお問合せ対応、社内ミーティング、その後台東区蔵前のオーナー様宅へ、書類お届けと打ち合わせなど。帰社後は電気屋さんと電話、渋谷区西原計画検討、文京区白山のオーナー様とお電話、書類作成など。

午後は池袋方面へ、帰社後は目黒区原町計画検討、書類作成、文京区小石川計画検討、見積作成、お問合せ対応、関連不動産会社さんと電話など。夕方は目黒区原町計画検討、中野区本町計画検討、渋谷区西原のオーナー様とお電話、ミーティングなど。

猛暑お見舞い申し上げます。くれぐれも体調管理にはご注意ください。

ではこちら。

日本が大量輸入する「木質ペレット」に重大な懸念

地球を救うエコ燃料なのか、健康被害を及ぼす問題燃料なのか――。発電用素材として日本でも利用が急激に増えている「木質バイオマス」をめぐって、生産工場が多くあるアメリカ南部では、健康被害を訴える声が増えており、地元NGOやメディアが問題視し始めている。

木質バイオマス燃料の1つである木質ペレットは、国産より輸入の方が安く調達しやすく、現在は主にベトナムやカナダから輸入されており、その輸入量は2012年の7万トンから2021年には311万トンに拡大。日本が脱炭素を急ぐ中、輸入量は今後も増える公算だ。
2022年7月25日 6時0分 東洋経済オンライン

なるほど。

これはまたなかなか難しい問題ですが、人間が抱える問題の多くがこのような二面性を持ったもののように思います。

何年も前から石油に変わる燃料として、バイオマスが取り上げられるようになっていましたが、多くは生物由来の資源として、持続的に再生可能な資源であることが大きな特徴とされています。

そんな資源は未来の地球を救うエコ燃料なのか、はたまた健康被害を及ぼす問題燃料なのか、日本にも影響が大きそうな問題ですので、ちょっと意識をしておいても良いと思います。

記事によれば、木質ペレット問題に取り組んでいる南部環境法律センター(SELC)の弁護士によると、木質ペレットの生産過程で、息切れや吐き気といった症状をもたらす揮発性有機化合物(VOC)や、肺を弱めるPM2.5、発がん性を持つ有害大気汚染物という大気汚染が出るそうで、アメリカには大気汚染量を規制する「大気浄化法」があるが、規制は大気汚染を完全になくすものではないと書かれていました。

また、「ペレット工場が大気汚染許可証を完全に遵守して操業していても、有害な汚染物質が排出される。どのような汚染であれ、近隣住民の健康に影響を与えることになる」と、弁護士が言っていました。

日本の場合も同じような規制があり、建築基準法や品格法などで規制が行われていますが、こちらもホルムアルデヒドを中心に各種有害物質が指定されているものの、やはり化学物質を完全に排除できる内容ではありません。

そんな中でも、家族の健康を考えれば、少しでも環境を良いものにしたいものです。そのためにはなるべく化学物質の発生が無いように、添加物のない自然素材を使用した家づくりをしたいものですね。

記事に書かれていたのは、2025年まで、ペレット製造会社エンビバの契約相手の約半分が日本の企業になるそうで、このエンビバのIR資料には、住友商事、三菱商事、丸紅など大手企業の社名が並ぶそうです。

これら企業に供給する木質ペレット量は少なくとも350万トンになると言うこと。それに加えて、電源開発に最大500万トンのペレットを供給する可能性を探るとの覚書も結んだそうです。

エコな燃料だと思っていたにもかかわらず、その燃料を製造する段階で環境に負担をかけていたと言うのは残念ですが、製造会社や輸入会社、または販売会社などの動向や発信を丁寧に聞いて判断したいものですね。

化学物質過敏症の方の家づくりにも、是非諦めずにご相談ください。

それでは。

今日もありがとうございます。


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