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午後はサッシ屋さん来社打ち合わせ、賃貸管理業務、書類作成、大田区北千束のOBオーナー様とお電話、ありがとうございます。解体業者さんと電話、世田谷区太子堂計画検討、見積作成、提携会社さんと電話など。夕方は中野区本町計画検討、白山計画検討、ミーティングなど。

くれぐれも涼しくしてお過ごしください。

ではこちら。

「老齢化」する森林、温室ガス吸収量6年で2割も減少…背景に林業の衰退

全国の森林面積はほとんど変わっていないのに、森林が吸収する温室効果ガスの量は、2020年度までの6年間で2割も減った。

林業の衰退で、光合成量の少ない老木が増えたのが要因だ。温室効果ガスは排出削減にばかり目が行きがちだが、吸収量を維持しなければ、政府の削減目標の達成はおぼつかない。
2022年6月28日 15時4分 読売新聞オンライン

なるほど。

まず驚きなのが森林も老齢化するということ。もちろん植物も時間と共に成長して寿命を迎えると思いますが、森林全体もまた歳をとるということでしょうか。

記事に書かれていたのは、森林に一歩足を踏み入れると、幹回りが細く、立ち枯れている木が目に付く。「間伐が行われていないから、幹が細いまま成長が止まってしまった。伐採すべき時期を迎えているが、木材需要や林業の担い手不足のため放置されている」。と市農政課副主幹の男性(49)はため息をついているそうです。

同じく市によると、市面積の4分の1を占める森林(3900ヘクタール)のうち、間伐や伐採などの経営計画が立てられているのは12%にとどまるそうで、2019年には台風15号の強風で衰えた木々が倒れ、約2週間に及ぶ大規模停電となったのだとか。

記事によれば、日本の人工林は多くが戦後や高度経済成長期に植樹され、伐採時期とされる50年を迎えつつあるが、手入れがされずに放置されるケースが増えているということ。

林野庁によると、全国の人工林の面積は1980年代以降、1000万ヘクタール余りでほぼ変わっていないが、植樹から51年以上の老齢化した林の割合は、2007年が2割(215万ヘクタール)だったのに対し、17年は5割(510万ヘクタール)に達したのだとか。

森林の老齢化は、地球温暖化防止の面でもマイナスとなるといわれているようで、二酸化炭素(CO2)の吸収量は、光合成が活発な若木と比べて老木は少ないことが理由のようです。

さらに環境省によると、老齢化の影響で森林のCO2吸収量は、14年度の5220万トンから20年度は4050万トンと、わずか6年で22%も減少したとして、一般家庭の年間排出量に換算すると400万世帯分に当たるそうです。

これらの情報から、政府は24年度、地球温暖化防止を主な目的とした森林環境税を導入します。個人住民税に年間1000円を上乗せして徴収し、年間約600億円と見込まれる税収を自治体に配分して森林整備の財源に充てる仕組みになっています。

また、昨年10月には、改正木材利用促進法が施行され、公共施設だけでなく、民間の建築物でも木材の積極的な利用が進められることになりましたね。

ここまで書いていて言うのも何なんですけど、どうも一連の環境保護や林業保護、またはこの一連の流れに違和感を感じてしまうのは私だけでしょうか。

そもそも、戦後とは状況が変わっていますので、人工林を維持する必要はないように思います。住宅の新築着工数はすでに全盛期の半分になっていて、ここからさらに減ることが明らかになっています。

林業が大切なことは当然ですし、一定の保護育成をする必要があると思いますが、年間600億円の税金を使う必要があるのか、甚だ疑問が残ります。

いろいろな大人の事情があるのでしょうけど、一見真っ当な話のようにみせて税収を増やされたり、不要なところに無駄な予算を使われるのは、いかがなものかと思います。

RC住宅でも、内装にふんだんに木材を使うことは、もちろん可能です。

それでは。

今日もありがとうございます。


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