涼しい家を建てるならRCdesign
真夏の東京です。
そんな今日は朝から上石神井の現場へ、完成内覧会を開催させて頂きました。この機会をご提供頂きましたオーナー様に感謝申し上げます。また、猛烈な暑にもかかわらず、遠路遙々、老若男女多くの皆さんにご来場頂き、誠にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
夕方帰社後は各種段取り、内装業者さん来社打ち合わせ、お問い合わせ対応、ミーティングなど。
今日は弊社最寄り駅から徒歩数分の場所で、いたばし花火大会が開催されました。夏真っ盛りのこの頃ですが、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。それでは土曜日恒例の家づくり講座第408回をお届けいたします。どうぞお付き合いください。
さて、すでに家づくりの検討を始められた方では、これまでの過程であなたはどんな人に相談しましたか?
両親、親戚、建築経験のある友人、各種セミナーの講師…。相談したい内容によって、いろんな人の助言を受けたかもしれませんね。
それでも、契約の段階になると、「この契約内容や図面で、本当に大丈夫だろうか」とか「金額やスケジュールに問題はないだろうか」と、無性に不安になることがあります。
そんな時、信頼できる第三者に相談できると心強いものです。
さて、心強い相談相手の一つとして、あなたにに覚えておいてほしい機関があります。
それは、『住宅紛争処理センター』です。『住まいるダイヤル』ともいいます。
国土交通大臣から指定を受けた住宅専門の相談窓口で、プライバシーの保護は徹底されています。相談方法は、電話と対面の2種類です。
電話相談を担当するのは経験豊富な建築士。必要に応じて、常駐弁護士に法律的な助言を受けることもできます。
対面相談では、弁護士、建築士各1名が同席します。(人数は弁護士会により変更の可能性有り)相談時間は1時間という制限があるものの、費用は原則無料なので安心です。
また、全国52の弁護士会に設けられた住宅紛争審査会では、建設住宅性能評価書が交付されている住宅(評価住宅)や住宅瑕疵担保責任保険が付されている住宅(保険付き住宅)のトラブルについて、裁判外の紛争処理(あっせん・調停・仲裁)も行っています。
ちなみに、住宅紛争処理センターが2015年度に受けた新規相談件数は、前年度比10%増の28,638件。そのうち、新築等住宅に関する相談は前年度比12%増の18,786件となっています。(国土交通省が発表した2015年度の新設住宅着工戸数は920,537戸)
相談内容は、住宅の不具合や契約に関わる『住宅のトラブルに関する相談』が67%。住宅に関する技術、法令、支援制度等の『知見相談』が23%です。
新築やリフォームだけでなく、中古住宅やマンションに関する相談や地震などで被災した際の補修に関する相談もできるのでスマホやパソコンにブックマークしておくといいですね。
ホームページには、「契約と異なるタイプの雨戸シャッターが取り付けられた」「遅延損害金や追加工事費について、施工業者と折り合いがつかない」「契約時に要望していた駐車スペースが確保されていない」といった相談事例や、その助言内容などが紹介されています。
相談事例は定期的に更新されていますので、近い事例を見つけられるかもしれませんね。
相談相手で一番注意しなければいけないのは何の責任もない人。親しい友人や親類、家づくり経験者はいろんなアドバイスをしてくれますが、口は出してもコスト負担はありませんし、必ずしも最新の正しい情報とは限りません。
相談相手で一番注意しなければいけないのは何の責任もない人。親しい友人や親類、家づくり経験者はいろんなアドバイスをしてくれますが、口は出してもコスト負担はありませんし、必ずしも最新の正しい情報とは限りません。
疑問や不安を抱いた時は、冷静公正で信頼できる相手に相談し、納得してから家づくりを進めましょう。