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晴れの東京です。

そんな今日は朝からミーティング、お問合せ対応、書類作成、その後出版社さん来社打ち合わせ、土地家屋調査士さんと電話、中板橋の不動産会社さんと電話、信用金庫さんと電話など。

午後はサッシ屋さん来社打ち合わせ、5丁目のお客様来社、文京区根津計画のお客様とお電話、ありがとうございます。地盤調査会社さんと電話、お問合せ対応、中野区大和町計画検討など。夕方は板橋区板橋3丁目計画検討、資料作成、信用金庫さん来社、見積作成、原稿作成、ミーティングなど。

日中はそこそこ暖かいものの、朝晩は寒く感じるこの頃です。風邪など召しませぬようご注意ください。

ではこちら。

「稲むらの火」をご存じですか?11月5日は、津波防災の日!

本日11月5日は「世界津波の日」。かつて日本の国定教科書にものっていた江戸時代のあるできごとにちなんで、2015年に制定されました。

海に囲まれた日本では、住まいが水辺でなくても、お出かけ先で津波に遭遇するおそれは充分ありえます。しかも、そのとき迷っている時間はありません。生き延びるためにとっさにすべきことを、この機会にぜひ頭に入れておきましょう!

津波災害の犠牲者には「避難しなかった」人も多いって本当!?
過去に起こった津波災害の犠牲者には、釣りや旅行・遠足・海水浴など行楽で海を訪れていた人、沿岸で工事作業などをしていた人も多数含まれているといいます。しかもなんと、そのとき地震を感じていたにもかかわらず、そのままそこにとどまって(または予定通り海辺にでかけていって)流されている人が多いのだとか!

…仮に、海のレジャー中に地震を感じたとしましょう。揺れがおさまったとき、もし周囲の人たちが何事もなかったかのように引き続きその場で楽しんでいたとしたら? それだけで安心して、自分も居続けてしまいそうな気がしませんか。
2017年11月5日 11時0分 tenki.jp

なるほど。

記事は昨日のものですが、日曜日だったということもあって、折角の世界津波の日がスルーされてはいけないと思い、ここで取り上げさせて頂きました。

記事にもありましたが、現に海の近くにお住まいの方なら当然意識をされていると思いますが、ほとんどの方は現状海の近くに住んでいるわけではありませんので、地震があってもたいてい津波は来ないから、とくに備えなくても大丈夫だと思っているのではないでしょうか。

実は、津波のもっともおそろしい点は「人に備えさせてくれない」ところだということ。 深い海からくる波はジェット機なみの速さと言われていて、襲来を確認してからでは、ほぼ何も備えられないそうです。

そのため、めったに起こらない津波が、ひとたび起こると甚大な被害をもたらせてしまうということですので、日常生活であまり備えを意識されていないことが、被害を大きくする一因となってきたといわれているわけです。

小さい頃から津波への対応を教えられた子どもは、地震を感じたら迷わず行動して助かることができます。被害を防いで、家族やふるさとを守ろうという意識も育ちますので、防災教育が大切なんですね。

さて、記事にあった「稲むらの火」なんですが、これは戦前の津波防災教材の名作といわれた物語で、これが最近になって再び注目されているそうです。

記事によれば、1854年の11月5日に起こった安政南海地震(M8.4)では、紀伊国広村(現在の和歌山県有田郡広川町)が津波に襲われ、そのとき機転をきかせて村人たちを救った浜口梧陵(儀兵衛)さんをモデルにした物語が、『稲むらの火』ということです。

ラフカディオ・ハーン(小泉八雲。怪談話で有名ですね)が英語で創作し、中井常蔵が翻訳・再話したものだそうで、1937年から約10年間、国定教科書の国語教材として使われていたとか。

ネタバレになってもいけませんので、物語の内容はお話し出来ませんが、「津波はとってもおそろしい! 地震を感じたら、一目散に高いところへ逃げること!」という教えを、この『稲むらの火』は、当時の子どもたちの心にしっかりと記憶されていたということです。

この物語には、史実と異なる設定がいくつかあるそうですが、記事にあったその後の実話が素晴らしく、この津波の後に主人公の梧陵さんは炊き出しや食糧確保など、被災した村人の救援活動に尽力されたそうです。

現在の銚子市ではじめた醤油づくりで得た私財を投じ、仮設住宅の設置から失業対策まで、「生きる希望」を取り戻すことが復興だと知っていらしたとか。さらには、防風林を植え、防波堤を建設。このような復興への取り組みの姿勢も、『稲むらの火』が注目されている理由のひとつなのだとか。

海の近くで地震を感じたり、津波警報などを聞いたら、とにかくすぐに避難してください。また、東京では河川を津波が登ってくることも考えられますので、もし近くに高台が無いようなら、鉄筋コンクリート造で3階建て以上の建物を目指してください。

それでは。

今日もありがとうございます。


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