結露の無い家を建てるならRCdesign

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そんな今日は朝から原稿作成、所沢計画検討、書類作成、渋谷区東計画図面作成、渋谷区代々木計画検討など。

午後は見積作成、江戸川区東小岩計画検討、来客面談、金融機関さんと電話、文京区小石川計画検討など。夕方は図面作成、お問合せ対応、ミーティングなど。

さすがの最強寒波ですね。どうぞ暖かくしてお過ごしください。

ではこちら。

「窓の結露」冬場は57%の家で発生 - 最も多い地方は?

花王は1月24日、「冬場の結露の発生」に関する調査結果を発表した。調査は2022年2月〜3月、同社運営サイト「くらしの研究」の読者を対象にインターネットで行われ、7,321名の有効回答を得た。

「冬場、自宅の窓に結露は発生しますか?」と尋ねたところ、57%が「発生する」と回答。住居の築年数別にみると、住宅設備の進化よって断熱性能向上などによる影響もあるためか、築年数の浅い家の方が少ない傾向に。
2023年1月25日 7時15分 マイナビニュース

なるほど。

なんとも残念な記事です。

日本国民の半数以上の方が、いまだに結露する窓がある家に住まわれているということで、とても先進国とは言い難い寂しい調査結果だと思います。

昭和の時代では、冬に窓が結露して曇っているのが当たり前でしたし、そのことが情緒的にも日本人には合っていたのかもしれません。

今の時代、窓のガラスが結露で曇ってしまうという環境は、おおよそ人が活動してはいけない状況だと思って頂きたいのです。

ご存じの通り、結露は自然現象ですから条件が揃えば簡単に発生させることができます。例えば室温が24℃くらいの時に、湿度を加湿器などを使って50%をキープしているような場合、このときの露点温度は約12℃くらいですので、窓ガラスがこの温度以下になっていると、空気中の水分が水に戻ってしまうんです。これが結露ですね。

温度と湿度の条件が揃ってしまうと結露になってしまうわけですが、ここで大切になるのが外の温度を室内に伝わらないようにすること。ゆえに断熱性能に注目する必要があります。

家の壁や天井、もちろん窓ガラスの断熱性能を高めて、外の温度が室内に伝わらないようにすれば、暖房した空気が冷めにくくなりますので、快適かつ光熱費が削減出来てエコにつながります。

今日の記事では比較的築浅の住居で結露が少ない傾向だったようですが、記事にもあったように築浅の住居でも暖房温度が高めで外気温との差が大きかったり、「寒いから」「風が入るので」といった理由で24時間換気を止めたり、「室内干し」「加湿器を使用」「寝室に家族4人が就寝」などで湿度過多になったりする暮らし方をしていると、結露が発生する可能性が高くなります。

さらに記事によれば、結露の発生はすべての地域で5割を超えた。結露の程度に差はあれど、日本の冬は単にそれぞれの地域の外気温が低いという理由だけでなく、暖房機器の使用状況や換気の仕方、調理時や入浴時の換気扇利用、加湿器の利用といった暮らし方も結露の発生に影響していることがうかがえる結果となったということ。

いつもお伝えしているとおり、技術が進歩して折角の高性能住宅を手に入れても、日本人の暮らし方が変わらないと、宝の持ち腐れになってしまうんですね。

まだまだお部屋で化石燃料を燃やしていらっしゃるご家庭も多いようですが、高性能住宅では使用禁止です。24時間換気は年中無休で動かしてください。空気の吸い込み口となる給気口は必ず開けておいてください。家中の窓はしっかりと閉めてください。

快適でエコな高性能住宅は正しい使い方を守って頂けませんと、そのメリットを十分に発揮できないことがありますので、もしご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

それでは。

今日もありがとうございます


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