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初夏の陽気な東京です。

そんな今日は朝から社内ミーティング、葛飾区小菅の業者さんと電話、ご近所の現場にて大工さん、セキュリティー屋さんと打ち合わせ、信用金庫さん来社、都市銀行さんと電話、板橋区徳丸計画検討、世田谷区奥沢計画検討、鉄道会社さんと電話など。

午後は練馬区高野台計画検討、図面作成、中野区中央計画のお客様とお電話、ありがとうございます。サッシ屋さんと電話、ご近所のお客様とご連絡、現場視察など。夕方は板橋区板橋3丁目計画検討、ミーティングなど。

北海道でも30度を超えたところもあるとか。夜になっても暑いくらいです。

ではこちら。

被爆建物:広島・長崎登録の2割解体 老朽化、保存策急務

広島、長崎両市に投下された原爆による倒壊を免れ、被爆建物として登録された建造物のうち、約2割に当たる30件が解体されたことが、両市への取材で分かった。5日で完成から100年になった世界遺産・原爆ドームは広島市が耐震化などを進めているが、被爆から70年がたつ登録建物の多くは老朽化や維持費用の問題が深刻で、広島市は改修費などを補助する制度の見直しを始めた。原爆の惨禍を伝えていく被爆建物の保存・活用策が改めて問われている。

広島市は1993年から、長崎市も98年から爆心地からおおむね5キロ以内で被爆した建物を登録し、保存する事業を開始した。爆心地近くは鉄筋コンクリートなど堅牢(けんろう)な建物が目立ち、遠くなると寺社など木造建築もある。両市とも登録した建物の所有者に対し、保存・改修費用の4分の3(上限3000万円)を補助している。
毎日新聞 2015年04月05日 08時00分(最終更新 04月05日 21時42分)

なるほど。

今年は戦後70年ということで、首相の発言にも注目が集まっているようですが、何年経っても伝えていかなくてはいけないのが、戦争というものの恐ろしさです。

被爆したにも関わらず、倒壊しなかった建物でもそこから70年も経てば、それなりに老朽化や風化が進んでしまっていると思います。

聞くところによると、広島市に登録されている被爆建物は、爆心地から5キロ圏内では86カ所が認定されているそうですが、原爆ドームなど市所有のものは14カ所、その他は民間所有ということですので、この貴重な資料を保存していくのも、大変難しいことかもしれません。

そこで、記事にもあるように広島市としては、民間所有の建物について、建物を使い続けたり残したりするための改修や補修にかかる費用の4分の3(上限3千万円)を補助しているものの、それでもやはり資金面の負担から解体を選択する民間所有者も増えているということでしょうか。

当初登録されたもののうち、すでに2割が解体されてしまっているのは非常に残念なことですが、民間の所有物であれば、致し方ない部分もあるかもしれません。

今の時代ですから、より効率的な不動産活用を考える人もいるでしょうし、老朽化が進んでしまったら、倒壊の危険性も出て来ますので、そうなると早めの対応ということになるでしょう。

建物が何かを語ることは無いかもしれませんが、原爆ドームをはじめとする被爆建物には、人に何かを伝える力が十分あるものですので、ここは国としても買い取りを検討するなど、もっと真剣に保存し続けることを考えなくてはいけませんね。

それにして、原爆ドーム自体は完成から100年ということですから、これからの取り扱いには、やはり手間とコストが必要になってくるでしょう。調べによるとこの建物は一部鉄骨を使用しているものの、基本は煉瓦造で、石材とモルタルで外装が作られ、内壁の大半は漆喰壁であったと考えられています。

この建物が奇跡的に残ったのは、原爆がほぼ真上で爆発したことで、横からの爆風を受けなかったことがその理由とされていますが、さすがにその後の長い期間、厳しい日本の自然環境にさらされていたのですから、その傷み具合も相当です。

原爆ドームの他にも現存する被爆建物には、RC(鉄筋コンクリート)の建物が多いのですが、それでもこれから先の人達に残すことを考えたら、今からしっかりと対策をして欲しいところです。

戦争、原爆、核、のもたらすものを、後世にしっかりと伝えなければいけませんね。

それでは。

今日もありがとうございます。


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