8b5fb519.jpgはー

やっと、なんとか引越して頂きました。
いろいろと障害やハプニングもあり、オーナー様にも少なからずご迷惑をお掛け致しましたが、ひとまずは一段落という感じです。
まだ外構工事が少し残っていますが、本当にありがとうございました。

いつもこの日、オーナー様ご一家の笑顔を拝見し、お言葉を頂戴することが私たちの仕事をしていく中で最高の瞬間であり、エネルギーでもあります。

今回のお引越には弊社のユニック車(クレーンの付いている車です)を派遣して、大物はバルコニーからの搬入になりました。

引越が一段落してから建物の取扱説明です。

弊社の取扱説明は2時間くらいかけて住設機器、サッシ、床暖房などを各々のメーカーや施工担当から細かく取扱や使用方法をご説明、その後私の出番。

私からはとにかく高性能鉄筋コンクリート住宅の住み方をご説明させて頂きます。
実はシックハウスなんかも、この住み方を間違えているから発生してしまうところもあるんですよ。

高度成長期以降に日本は見よう見まねで鉄筋コンクリートのマンションや公団住宅などを造ってきましたが、そこに住む人たちの固定観念というか知識というかは江戸時代より前のままだったんですね、

確かに建物の性能も今に比べれば低いんです。断熱性能や換気設備が貧弱でしたからこれは技術的な未成熟さから言って、業界の責任も大きいのは確かです。

一方、住み方のほうはどうかというと、
たとえば、お風呂に入った後は窓とドアを開けて換気するとか、夏も冬も窓を開けて時間に関係無く換気するとか、石油ストーブにやかんをかけておくとか。

これらは全て非常識なんです。

お風呂のドアと窓を開けて換気したつもりになっていても実は風はそんなに都合良く吹きません。逆にお風呂の中の水蒸気はどんどん室内に入り込んで北側のガラスや壁で結露をして水浸しになるだけです。

石油やガスに含まれる水分量はものすごく多いんです。さらにやかんをかけられては・・・カビの養殖場になってしまいます。

古いマンションでは換気扇といえばキッチンのレンジフードだけというところもあります。

これでは換気が足りるわけがありません。水蒸気も有害物質も貯まるだけです。
実は人間一人が発生する水分や二酸化炭素なども結構な量なんです。

こういう話をすると相変わらず、だから木造がいいんでしょと言われますが、
換気設備のいらない住宅で冷暖房にどれだけエネルギーが必要か、人の寿命を削って住宅の寿命を延ばす必要があるのか、もう少し真剣に考えて頂きたいと思います。

本当に高性能な住宅では省エネでありながら快適な生活が実現出来るんです。
その為にはそれようの住み方も必要なんですね。

このあたりについてのご質問、ご意見がございましたら何なりとコメント下さいね、

あれ!?ヤバイ!
ランキングチェーック!