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引き続き秋晴れの東京です。

そんな今日は朝から立川計画検討、池袋本町計画のお客様とお電話、豊島区役所と電話、世田谷区若林計画検討、商社さんと建材メーカーさん来社打ち合わせなど。

午後は業者さんと電話、新規お問い合わせ対応、江東区平野計画検討、保険屋さん来社。夕方は図面チェック、ユニットバスメーカーさんと電話、各種段取りなど。

急激に空気が乾燥してきているのを感じます。私も含めて乾燥肌の方はそろそろお手入れが必要な季節ですね。

ではこちら。

高齢者向け賃貸住宅、お年寄りほとんど住まず

独立行政法人の住宅金融支援機構がマンションなどのオーナーに建設資金を貸し付ける際、実際は高齢者を対象に募集する意思がないのに、低利のバリアフリー賃貸住宅貸し付けを利用し、その後、ほとんど高齢者を住まわせていないケースが多いことが16日、会計検査院の調べで分かった。検査院は同日、住宅金融支援機構に対し、審査を徹底するよう改善を求めた。

会計検査院によると、バリアフリー賃貸住宅貸し付けの対象となる住宅は、高齢者の入居機会を確保するため、高齢者円滑入居賃貸住宅に登録し、都道府県や財団法人高齢者住宅財団のホームページに掲載されることになっている。

ところが機構が貸し付けた物件468件を検査院が調べたところ、450件が入居者募集までの間に登録がされていなかった。しかもホームページには募集開始時までに259件が「空き室なし」となっており、ホームページの存在が無意味になっていた。

2009年10月16日21時15分 / 提供:産経新聞

これもいわゆる税金の無駄遣いに違いありませんが、このニュースもそのまま読むとなんか不正に有利な融資を引き出して利用しているような印象ですね。

でも、実はそう簡単ではなくて、確かに有利な貸し付けを利用するのが第一の目的だったかもしれませんが、実際に高齢者向け賃貸住宅の状況を見てみると、高齢者の方住まわせないわけではなくて、高齢者の方達が避けているという方が正しいかもしれません。

というのも、この制度で建設した賃貸住宅は確かに設備も豪華だし、バリアフリーだったり、一般的に高齢者対応住宅といわれる仕様にはなっているんですけど、その分実は相場よりかなり高額な家賃のところがあったり、実は何より高齢者の方は高齢者と一緒に住みたくないと考えている方も多いようなんです。

もちろん経済的にはそれぞれなので、多少高くても便利で快適な住まいをと考えている方もいるんですけど、そういう方ほど同じ高齢者と一緒だと余計に老けると思っているようです。

そういわれるとわかる気がしますね、自分よりあきらかに年上の方なら当然教えていただけることもありますし、相談だって出来るでしょう。逆に若い人からは流行や新しい考え方、何より元気を分けてもらえたり、結構学ぶことも多かったりします。

すでに40代を過ぎてから同じ年代が集まると病気自慢や健康診断結果報告会になることもしばしばあります。まあたまになら笑い話にもなりますが、これが毎日だと思うとあまり楽しい時間ではでしょうね。

そんなわけで、賃貸住宅の企画は安易に高齢者専用とかにせず、もっと大きな時代の流れを読む必要がありますので、賃貸住宅や賃貸併用住宅の建築をお考えの方は弊社に是非お気軽にご相談ください。

それでは。

今日もありがとうございました。

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