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日中は清々しい良い天気だった東京です。
そんな今日は朝から新白岡計画検討、資料作成、キッチンメーカーさん来社、弦巻計画段取り、成増のOBオーナー様とお電話、ありがとうございます。ガス会社さん来社打ち合わせなど。
午後は新宿坂町計画のお客様とお電話、ありがとうございます。見積作成やら図面作成など。夕方からは大岡山計画のお客様にご来社いただき打ち合わせ、ありがとうございます。練馬豊玉北計画検討など。
え〜!明日の天気微妙なんですけど・・・どうか降りませんように。
ではこちら。
アメリカ不動産市場「買い」加速の兆し
タイム誌のオンライン最新版に「アメリカの不動産市場は再浮上するのか」という記事が載った。
アメリカの住宅価格は2007年夏のサブプライム問題以降下降しつづけてきたが、ようやく反転する気配が見られるという内容である。今年4月の中古住宅の売上は前年比23%増という数字だ。新築住宅も前年比48%増に達しており、価格もいよいよ底を打つ日が見えてきたと伝えている。
ここで住宅事情を取り上げたのは、日米間で住宅に対する市民の意識がほぼ正反対だという事実を指摘したいからだ。不動産バブルや価格下落という日米共通の現象はあっても、不動産に対する考え方には大きな差異がある。
2010年05月28日12時00分 / 提供:プレジデントロイター
そう。ここが大事なところなんです。
何のことかというと、国民の住宅に対する意識の差、歪んだ価値観とも言うべきことなんです。
この記事にも書かれているように、日本では不動産といえば土地の価値を重視し、建物は新しさに価値を求める傾向が強いため、中古住宅、特に中古マンションの価格が上がるようなことはバブル時以外ほとんど聞いたことが無いですよね。
ところがアメリカでは過去50年、短期的な停滞はあっても中古マンションの価格は右肩あがりで上昇しているということ。06年夏から停滞の時期に入ったが、半世紀という長期スパンで眺めると価格の上昇カーブは堅調なんです。
そこでこの理由は何かというと、建築物への思い入れと価値が孫子の代まで続くという揺るぎない価値観を持っているということです。
日本の住宅の平均寿命は国土交通省の統計から約26年といわれている一方、アメリカは約44年、イギリスにいたっては75年以上と言われています。
この要因はいろいろありますが、国の政策として壊して造るということを繰り返し、国民に景気の刺激策を負担させてきたことや、金融機関の担保主義、都市計画の無策など。
ただ最近の日本はすでに土地神話も崩壊した感じもしますし、家づくりを考える方たちも26年で価値が無くなるものを35年ローンで買うばかばかしさに気がついてきたようです。
本当の意味で日本が豊かになるためには絶対に寿命の長い住宅を造り、100年以上繰り返し使用することが不可欠なんです。
子や孫それぞれが多額のローンを背負う、1500万円の家を3回建てるか、それとも3000万円の家を建てて3世代で利用するか。
環境保護や国家の安定、家族の繁栄を考えた住まいづくりをしてください。
もしご不明な点がございましたらお気軽にご相談くださいね。
それでは。
今日もありがとうございます。