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残暑お見舞い申し上げます。まだまだ猛暑が続いている東京です。
そんな今日は朝から資料作成、その後1丁目計画の現場へ、社内検査、タイル屋さんと打ち合わせ、その後提携会社さんと電話、港区芝計画検討など。
午後は新白岡計画検討、図面作成、目黒区原町計画段取り、板橋区前野町方面からお問い合わせいただきました。ありがとうございます。夕方からは埼玉方面へ、電気屋さんと新白岡現場調査、その後お客様宅訪問、打ち合わせなど。ありがとうございます。
夜になって帰社しようと思ったらいつも以上の車と人、気がつけばドーンという衝撃、あ、今日は恒例いたばし花火大会の日でした。
まあ暦的には秋ということで、家づくりを始めるなら良い時期になってきました。ということで家づくり講座第29回を送りしましょう。
前回は、間取りや窓の位置や大きさを工夫した家づくりをしましょう!と言う話でしたね。
“窓”を思い浮かべてください。住まいづくりを真剣に考えているあなたは、間取りについて色々と考えたり、家族と話し合ったりしていると思います。
では、窓の位置とか、大きさについてはどうですか?「考えてなかった」ことに気づかされたのではないですか?
住宅展示場へ行っても“窓”に注目することは少ないでしょう。例えば、窓がないとか、極端に小さい窓とか、真南にものすごく大きな窓とかなら、採光の問題は?風通しは?家の強度は大丈夫?などと気にもなるでしょう。
しかし、ごく普通の窓なら、特に気になりませんよね。でも、窓が生活に大きく影響するとしたら、快適に住むために、ちゃんと考えないといけません。
それでは、ちゃんと考えるためには、生活にどう影響するのか、そして窓の役割はなんなのかを知ることです。
窓の役割って何でしょう?
思いつくままあげてみます。
・風景を楽しむ
・光を採り込む
・風の出入り
・外とのつながり
それぞれの窓に、どの役割が必要なのかをまず考えます。そして役割に合った位置と大きさを決めるのです。
風景を楽しむダイニングの窓、のはずだったのに、実際に見えるのは隣家のトイレの窓だった。なんて、悲しい話です。
それに、通常中から外がよく見える。ということは、反対に外からも中がよく見えるわけですよね。外からの視線と、室内からの視線の高さをずらしたり、植木でうまく隠す、という方法もあります。
つまり、工夫が必要です。この工夫を怠ると、せっかく開放的な窓をつくっても、日中カーテンを閉めてたり、開かずの窓になったり。精神衛生上よくない家になってしまいます。
それから、景色も光も風も全部、たくさん必要!!と、家中にやたら大きな窓ばかりをつけてしまえば、家具を配置しにくい部屋になったりもします。
壁は建物の強度のためにも、日常生活のうえでも、一定の面積が必要というわけです。もちろん省エネの観点からも窓の量と質は重要ですね。
次に、風の出入りについて。風を入れるためには、風が抜ける窓も必要です。風を抜く窓の位置で家の中の風の流れ方が決まってくるんです。
風の通り道には、窓の他に「階段」の位置なんかも関係してくるので難しいですね。ここまでくるとプロのアドバイスが必要になってくるものかもしれませんが、その前に家族でどんな部屋にどんな窓をつけたいのか、を話し合うことが大切なんですよ。
欧米では、街並みを意識して窓辺の演出を行う。と聞いたことがあります。そこまで考えることができれば本当に素敵だと思うんですが、日本の場合実際にはなかなか大変だと思います。
まずは、各部屋の窓に求める役割をはっきりさせましょう。これは、実際にプロと住まいづくりに取り掛かったとき、とても役に立つはずです。
こうして考えた家なら愛着が一段と湧くと思いますよ。そして時期が来たら是非お気軽に私たちにご相談ください。
それでは良い週末を。
今日もありがとうございます。