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東京・埼玉で2世帯住宅を考えたらRCdesign

雲が多かったものの相変わらず蒸し暑い東京です。

そんな今日は朝から資料作成、その後池袋本町のOBオーナー様宅へ、雑誌取材の立ち会い。オーナー様には取材協力を快諾いただきまして誠にありがとうございます。今回取材した内容は9月末頃発売予定ですので、どうぞご期待ください。

午後は世田谷弦巻の現場へ、本日オーナー様の計らいにより上棟式を開催していただきました。まだまだ暑い中でしたが、オーナー様ご家族と共に楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。また、お心遣いを頂戴しまして誠にありがとうございます。その後打ち合わせをさせていただきました。

今日はお引き渡し後数ヶ月のOBオーナー様と、上棟を迎えひとまず一段落という中でオーナー様の喜んでいただけたお顔を拝見することが出来、私もとてもうれしく思えた1日でした。オーナー様のご期待にお応えできるようがんばりたいと思います。

さて、もしかするとお盆休みに家を建てる計画が表面化した方や、実家に帰省した際に2世帯住宅の話が出た方などがいらっしゃるかもしれませんね、そんな方のためにも恒例土曜日の家づくり講座第30回を送りしましょう。

前回は、窓が生活にどう影響を与えるか?どの部屋に何の役割を持った窓が必要か?それを考えて、作る窓を決めましょう。そのためには、まず家族で話し合うことが大切。そして、その話し合いが実際にプロと住まいづくりに取り掛かる時に役に立つ。

と言う話でしたね。

今日の話は、建物内で温度差が10度!? です。『ヒートショック』って、ご存知ですか?急激な温度変化が体に及ぼす影響のことです。

ご高齢の方が家庭内で亡くなる原因の4分の1を占めるとか。わかりやすく言えば、冬に、暖房の効いた部屋から寒い廊下やトイレに行く時に瞬間的に「寒いっ(ブルブル)」と感じますよね。

このとき、想像以上に心臓には負担がかかっているそうです。そして、高齢者や高血圧の人にとっては、心筋梗塞や、脳梗塞など、恐ろしい病気を引き起こす原因になってしまうそうです。

温まった身体が暖房のないトイレや廊下へ出たとたん、温度差で『ヒートショック』が起こるというわけです。

真冬に、暖房をしているリビングと、房していない廊下やトイレとの温度差が、10度を超えることもあると言われています。

こんな話を聞けば温度差のない家がいいなぁと思いませんでしたか?

でも快適なことばかりじゃない!?

温度差をなくして、一年中快適な室内温度を保つことができるのが、
気密性を高めて外部空気の侵入を防ぐ→高気密
外部の温度が建物内部に伝わらない→高断熱
の家なんです。

建物全体をすっぽりと断熱材で包み込む、というような感じですね。
人間の身体に例えると、冬の寒い日に「セーターの上にウィンドブレーカーを着る」ということ。

セーターは空気を含んであたたかいけど、風が吹いたら一気に寒くなる。ウィンドブレーカーはナイロン素材で風は通さないけど、これだけでは温かくないし体温は逃げてしまう。

この二つを組み合わせることで暖かさを保つことができるんです。もちろん夏も、暑い外部空気の侵入を防いで温度が建物内部に伝わらないのですから、涼しくて快適ですね。

隙間風がピューピュー入ってくる昔の木造住宅では考えられないような、冬暖かくて夏涼しい夢のような家。

でも、良いことばかりではありません。気をつけなくてはいけないことがあるんです。

セーターとウィンドブレーカー。あんまり過剰に着込むとどうなると思いますか?

そうです。ムレてきますよね。ですから、ムレを防ぐ為に通気性を持つ素材や、汗を吸収する素材が求められるのです。

家で言うと、通気性は換気。服の場合は、季節に応じて着替えることができますが、家の場合はそうはいきません。

それにその地域によってどれくらいのムレ(湿度)なのかで、全く違ってくるのです。北海道と九州では、気温や湿度が全く違いますからね。

ムレを防ぐことって本当に難しいのです。だから、建築や製品知識の乏しい営業マンのセールストークを真に受けないでください。

その地域性に関係なく、全国に同じ仕様の家を建てるような住宅メーカーには注意してくださいね。

おっと、時間です。今日はここまで。

それでは良い週末を。

今日もありがとうございます。

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