- ブログネタ:
- もう木造住宅は造るまい。 に参加中!
少々暑さが復活した東京です。
そんな今日は朝から関口計画検討、その後1丁目のお客様宅へ書類お届け、その後小石川計画検討、資料作成、見積作成など。
午後は原稿作成、豊島区高田計画検討、新白岡計画段取り、資材発注、解体業者さんと電話、図面作成など。夕方からは池袋本町のOBオーナー様宅訪問、お引き渡しから3ヶ月経ち、ようやく片付いたということでお食事にお招きいただきました。大変楽しい時間を過ごさせていただき誠にありがとうございます。
そんなわけで満腹状態ですが、今日は土曜日ですので、家づくり講座第33回をはじめましょう。
前回は、
湿気対策には、換気と木や土壁のような素材が必要ですが、本当の自然素材でなくてはいけません。 でも、化学物質は混ざっていませんか?でしたね。
今日は、人間が快適で住みやすいのなら、**にとっても快適で住みやすい!?の話とか。
数年前から流行の外断熱。建物全体を断熱材で包んで、木造の場合は床下も室内として扱うようで、室温も湿度も、居室と同じ状態になります。
温度差のない快適な環境。私達はもちろん、シロアリも住みやすい環境なんです。
そうです。**とはシロアリのことです。
シロアリが木を食べることは、あなたも知ってると思いますが、木に辿り着くためなら、断熱材だって簡単に食い破ってくるんです。
シロアリが住みにくいのなら、人間にとっても住みにくい!?
床下は外部と考えて、風通しをよくする内断熱なら問題は少なかったのかもしれません。しかし、建物全体を断熱材ですっぽり包んでしまう外断熱は、床下の木材に防蟻処理をして、有害な薬品が家中に・・・。
という恐ろしいことが起こってしまうんです。少し前まで大手ハウスメーカーが使っていたシロアリ対策の消毒液は、発がん性が指摘された強い毒性のある薬剤で、使用禁止になり、他の薬剤に変更されました。
しかし、許可されている薬剤も、地中のシロアリの幼虫が生きられない環境に消毒するわけで、強い毒性を持っていることは想像できますよね。
薬剤消毒をしない家は、建物ぎりぎりに草花が芽を出すそうです。季節の昆虫も、たくさんやってくるそうで、植物や生物はちゃんと知っているんですね。
草花や昆虫が多いと、庭の手入れも大変かもしれませんが、でも、それが自然な環境というものではないでしょうか?
とはいえ、シロアリ被害はやっぱり恐い!そこで最近は植物性のオイルなどで、虫の嫌うにおいなどで対策することも始まっていますね。
シロアリについては今週の月曜日にも書きましたのでそちらも是非目を通してください。
草花や昆虫までも殺してしまうような防蟻処理。昔の住宅はそんなに過ごしにくい住まいだったのでしょうか?
実は外断熱という構造も本物とそうでないモノがありますし、そもそもその構造が適している地域がありますし、決して最新の工法というわけではないんです。ですので、流行だけで採用すれば良いということではないんですよ。
では、また。
良い週末を。
今日もありがとうございます。
←ランキングにお力添えをポチッとをひとつ!