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晴れて比較的暖かくなった東京です。

そんな今日は朝から江戸川区計画検討、品川区小山計画検討、金融機関へおつかい、車屋さんへ書類お届け、1丁目改修現場調査、弦巻計画検討など。

午後は見積作成、西台のお客様宅へ書類お届け、大岡山計画検討、図面作成、豊島区長崎計画検討、書類作成、新白岡計画検討など。夕方はガス会社さんと電話、総務、図面作成、関連会社さんと電話、電気屋さんと電話、材料メーカーさんと電話など。

今日は少し暖かくなってくれたので過ごしやすかったですね、風邪薬の効果と合わせて睡魔に襲われがちな一日でした。

ではこちら。

”いい家”を建てられる大工さんは3%しかいない?!

いい家って何だろう

いい家に住みたいとは思うけど、いざ自分にとっていい家とは何かと考えるとわからないという人は多いようです。言葉で言えば、「外観が美しく、居心地がよく、健康によく、精神的にも満たされる家」とでもなるのでしょうが、いざそれを満たす家を建てよう、探そうとなるとどうしていいかわからない。

特に、今は家が早く、安く作れるようになり、その分、素材が悪く、家の寿命もわずか20年程度しかもたないものがゴロゴロあると指摘されてもいます。

住む側も、毎日の食材は充分吟味する割に、家となるとなんだかよくわからないままに、ハウスメーカーの言うまま購入したり、みんなと同じ横並び住まいになんとなく住んでいたりします。
2010年11月18日22時00分 / 提供:Kmonos

本当に。せっかく生涯を楽しく過ごす家を建てようとしているのに、大切な資源を大量に使用しなくてはならないのに、あまりにも住む側に知識が足りていないと思います。

何年か前から、家は建てるものではなく、買うもの、工場生産品で同じ品物なら安い方が良いという感覚が浸透してきました。

さて、実は大工職人の家に生まれて、丁稚奉公中の若い衆と一緒に暮らしてきた私は子どもの頃から自分も職人になると思っていました。

実際に学生時代からバイトとして現場に入り、その後卒業してからも大工の修行を積みました。木造、鉄骨、RC(鉄筋コンクリート)と、実際に自分の手で造ってみたかったんです。

ところが、次第に自分の欲求がエスカレートして、そこに住む人と直接お話をして、設計をしたいと思っちゃったんです。

ですので、残念ながら大工の道からは外れてしまい、設計の道に進んでしまったんですけど、やはり大工の経験はもの凄く設計にも役に立っていますし、今でも職人の技術や能力に助けられることもあります。

上の記事にも書いてありましたが、今はそんな技術を持った職人さんがどんどん減っているんです。1998年カンナの薄削りで3ミクロンという日本記録(当時)を出した大工の阿保昭則氏は次のように述べています。

「様々な木の特性をきちんと理解して木取りし、墨をつけ、将来の乾燥や捻れ具合を読んでノミや鉋で適切に刻み、頑丈で仕上がりも美しい家を造る。それができてようやく1人の職人として一人前です。ところが現在ではこのレベルに達している大工は全体の3%に満たないのが現実なのです。」と。

私も若い頃オヤジに言われていました。「おまえはまだ大工じゃねー、第5か第6だ」って。まあいつものオヤジギャグだと思っていたんですけど、やっぱり本物の大工さんって凄いですよ。

国もこの事態は深刻に受け止めているようで、国土交通省の外郭団体が「大工育成塾」という制度を発足させたりしていますが、如何せんその地位や収入が全然伴ってこないんですよね。

もちろん住宅業界も経済の一部ですから市場価格があり、仕方のないところもあるかもしれません。でも実際に職人さん達の生活レベルはバブル期以前よりも相当悪化しているんです。

しかし、そんな環境のせいにばかりはしていられません。弊社では作業の効率化や標準化、システム化などで全体のコストダウンを実現しながらも職人さんの技術の伝承と育成に取り組んでいます。

是非いい家をご一緒に建てたいですね。

それでは。

今日もありがとうございます。


 
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