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益々冷え込みの厳しい冬の東京です。
そんな今日は朝から資料作成、長崎計画検討、その後世田谷区中町計画のお客様にご来社いただき打ち合わせと施工物件ご案内。ありがとうございます。その後目黒原町計画検討。
午後は来客、新白岡計画検討、その後世田谷区松原でご検討いただいているお客様にご来社いただき打ち合わせ。ありがとうございます。商社さん来社打ち合わせなど。夕方は原稿作成、プラン作成など。
この寒さの中、明日は荒川の土手で次男のサッカー大会応援の予定なんです。夏もつらいけど冬の応援もつらそうですね。さてそれでは恒例の家づくり講座第49回をお送りしましょう。
前回は、家族団らんの時間を大切にしたい人は、帰宅後、食事して、テレビを観て一日が終わり、ではもったいない。ライフスタイルにあかりの演出を加えることで、今までとは違う時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
ひとつの部屋で、色々な場面を愉しむためには、部屋に何種類かの照明器具をつけて、場面、場面を楽しむ演出効果を楽しみましょう。でしたね。
今日は、気候風土を理解することの大切さについてです。
◆“居心地のよい飽きない家”
あなたのライフプランから、どんな住まいにしたいのかが、段々具体的になってきましたね。そろそろ工法や構造についても気になってきたのではないでしょうか。
でも、工法や構造は本当にいろいろな方法があって、素人が少し勉強したくらいで理解することは不可能に近いと言っていいでしょう。
ですから、ある程度はプロにお任せするべきだと思いますが、大切なことは、やはり“あなたの住まい方には何が最良なのか?”ってことです。
工法や構造は、見た目のデザインはもちろん、家の寿命や住み心地にも大きく関係してくるのです。誰だって“居心地のよい飽きない家”を求めているはずですよね。
例えば、ある地方や、ある国の風土に合わせて作られた家の形を、全く違う気候風土の地に建てて、居心地が良いでしょうか?
大量のエネルギーが必要になったり、メンテナンスが頻繁に必要になったり、それこそ人間の寿命を縮めてしまうこともあり、どこかに問題が出てきます。
日本は南北に長く、沖縄から北海道、全く気候が違いますね。沖縄に多く見られる家の形状、デザイン、構造。北海道に多く見られる家の形状、デザイン、構造。全く違いますね。
それから、自分の好きな色や目立つデザインなど、見た目だけを考えて建てた家は、年月が経つにつれて色あせや、地域から浮いた家になってしまうものです。
それなのに、気候風土も地域の雰囲気も無視したような家が結構あるんです。それが、ハウスメーカーの家です。
CMや展示場で目にしますよね。全国どこにでも、見た目はほぼ同じ仕様ですね。どこのハウスメーカーで建てたか一目でわかることで、ブランド力を感じる人にとっては構わないかもしれませんが…。
例えば、寒冷地で鉄骨造を住宅に採用すると、鉄が結露してしまいます。もちろん結露対策をすれば問題ないわけですが、通常の温暖地と同じ仕様で建ててしまう。
それから、日本には数種類のシロアリが生息しているんですが、種類によって生息地域や好みの木材なども違うんです。
その土地に生息するシロアリが好む木材で家を建ててしまい、新築後わずか5年で建替えなければいけないほどシロアリ被害を受けてしまった。という話もあるそうです。
北海道は断熱性能をしっかりとしていなければ、家の中で凍死することもあり得るとか。「大手だから安心」というわけではないのです。
関東地方だって、梅雨から秋までの高温多湿の環境では有機物が腐ることや冬の乾燥時には火災の危険性が非常に高まります。
安易にデザイン優先の家づくりをしてしまうと、「こんなはずでは・・・」ということにもなりかねません。
残念ながら欠陥住宅と言われる多くの原因は、その地域の気候風土や特徴を把握していない仕様から構造を腐らせることだったりします。
あなたが住んでいる土地の気候風土をどれだけ理解し、どう取り入れて、どう活かすのか。そこで工法や構造がある程度決まってくるんです。
そして、状況を伝えたり相談しながらどれだけ理解し合えるか。こんなことに注意して、業者選びをしていくことが大切ではないでしょうか。
家を建てたくなった方、住みたい家が見つかったという方は右上の無料メールセミナーをご利用ください。きっとお役に立てると思います。
それでは良い週末を。
今日もありがとうございます。
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