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雲の多い東京はまだまだ寒いです。

そんな今日は朝から書類作成、来客、材料メーカーさんと電話、世田谷区中町計画検討、図面作成、新河岸のお客様とお電話、ガラス屋さんと電話、原稿チェック、お問い合わせ対応など。

午後も図面作成、商社さん来社、来客、西新宿でご検討のお客様からお電話をいただきました。ありがとうございます。世田谷区中町計画のお客様からお電話をいただきました。ありがとうございます。夕方は渋谷区恵比寿2丁目計画検討、蓮根の不動産会社さんと電話、各種段取りなど。

帰宅したらダイニングテーブルの上に小学校と高校の通知表が置いてありました。まったく、この成績は・・・毎度のことながら親の顔が見てみたくなるものでした。

ではこちら。

建築資材の合板が消えた。

3月11日に発生した『東北関東大震災』、その直後から、全国の建築現場から、合板が消えた。 国土交通省や被災した県などから、大量の仮設住宅の発注が、ハウスメーカーにあり、建築資材を優先的に仮設住宅に当てるように通達があったということだ。そのため、被災地以外の建築現場に建築資材の供給が出来ない状況が続いている。

日本の建築基準で、F☆☆☆☆という環境基準があるが、その基準をクリアーしている合板以外は、日本の建造物には使えないと規定されている。そのために、突如、国内から資材供給ができないからと言って、海外から合板を調達したいと思っても、日本の環境基準であるF☆☆☆☆を満たしている合板の入手が出来ず、仕入れのルートをどうしたら良いのか困っているというのが現状である。

被災地以外の工務店、建設業者の多くが、現場の仕事を進めることが出来ず、止まったままになっているという。
2011年03月24日15時22分小谷まなぶ

もちろん建築業界でも少なからず影響が出てきています。そのひとつとして合板の不足が目立っているということです。

現在弊社で情報収集している範囲では、ユニットバスやキッチンなど一部メーカーでは工場が被災し、生産の再開めどが立たないということです。また、関西方面のメーカーでも部品が東北方面の工場から供給されているところもあり、こちらは在庫分のみの対応で、その後の見通しはまだ無いということです。

木製建具や建材、設備機器に内装クロスなども生産出来ないものがあるようですし、流通もまだ滞っているようですので、業界全体的に影響が出始めているかもしれません。

しかし、私個人的にはそんなに長引くことは無いと思っています。と言うのも、ここ数年の日本国内の建築市場は最盛期の半分くらいまで縮小していましたので、どの業種、材料も過剰な設備を抱えていました。

確かに大手メーカーから順次合併や統合、海外進出という動きを進めており、国内の工場はラインを減らすなどの対応を進めていましたので、その影響もあるかもしれませんね。

もちろんまずは被災地の仮設や復興に向けて供給していただかなくてはいけませんし、それを妨げるようなことをしてはいけません。

今の日本は木造がほとんどですので、その分合板の消費量も多いんですけど、上記に書いてあるようにシックハウス法に定められているので、海外製品で対応することが難しいんですね。

実は一般的にはRC造でも合板を使用するんです。コンクリートを流し込む型枠を合板で作るんですけど、これがほとんど使い捨てになってしまうので、諸外国からお叱りを頂戴しているんです。

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ちなみに弊社ではその合板の代わりに、FRPで作ったパネルを事前にご用意させていただいています。これは何回も転用が可能ですし、これで型枠を作成しますので、綺麗なコンクリート打ち放しが可能
なんですね。img-1-bottom
さらに作業時間も短縮できますので、ここでもコストダウンを実現しているわけです。

ということで弊社では合板の流通が原因で工事の進捗に影響が出ることはほとんどありません。

とにかく、まずは仮設住宅を全力で設置出来るよう、全国の建築関連業者の力を合わせなければいけませんので、お客様にも少なからずご迷惑がかかってしまうかもしれません。どうかご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。

それでは。

今日もありがとうございます。

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