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もう木造住宅は造るまい。 に参加中!
東京で歴史に残る家を建てるならRCdesign

朝から小雨で午後は晴れた東京です。

そんな今日は朝からお問い合わせ対応、目黒区下目黒計画検討、千葉計画検討、見積作成、世田谷区中町計画検討、保険会社さん来社、提携会社さんと電話、資材メーカーさんと電話など。

午後は有楽町へ、各種検査など。帰社後は中板橋計画検討、世田谷区大原計画検討など。夕方は図面作成、お問い合わせ対応、資料作成など。

そういえば、今年建築のオリンピックと呼ばれている大会が日本で開催されるのをご存知ですか?これは著名な建築家や技術者、研究者など約1万人が世界中から集まる世界最大級の建築イベントなんです。

9月25日〜10月1日まで約1週間の間にいろいろなプログラムが開催され、これからの建築や都市のあり方を探っていきます。

このUIA大会(世界建築会議)は通常3年に一度世界の各都市で開かれていて、日本では24回目の今回がはじめてになります。

その大会の中で開催されている「1万人の世界建築家展」に私も参加させていただきましたので、是非ご覧になってください。→10,000 WORLD ARCHITECTS EXHIBITION

ではこちら。

清水寺の舞台支える柱12本に空洞や腐食の被害 「平成の大修復」計画の変更も

世界遺産の清水寺(京都市東山区)で、江戸初期に再建された国宝・本堂の「清水の舞台」を支える柱78本のうち12本にシロアリ被害などが発生していることが7日、わかった。

同寺は現在、本堂を含む建造物9棟の「平成の大修復」を行っており、その過程で異変が判明。倒壊の危険はないものの、大地震に備え柱の補強など修復計画の変更も検討している。

本堂は寛永10(1633)年に再建され、南正面には有名な総檜(ひのき)板張りの舞台が、がけに張り出している。清水寺によると、平成21年秋、380年近くにわたって本堂や舞台を下から支え続けてきた直径60センチ以上の欅(けやき)の柱78本のうち12本がシロアリや湿気の被害で腐食したり、大人の腕がすっぽり入るほどの空洞ができたりする可能性が目視調査などで指摘されたという。
産経ニュースより2011.6.8 01:30

京都行きたいですね。

やっぱり大人になってからあらためて行ってみると感じることや発見も多く、時間を忘れて楽しめます。

もちろん職業柄どうしても目に付くのが建築の構造や造園なんですが、その芸術的な造形美は世界に誇るすばらしいものばかりです。

それにしても、なんとも残念なニュースなんですが、これは構造上避けきれないことなんですね。それでもこれまで保てたのは当時最高峰の技術と材料を結集し造られたということと、常に最高の維持管理が続けられていたからでしょう。

くれぐれも言っておきますが、このような歴史的建造物は同じ木造でも一般の木造住宅とはまったくの別物ですからね。

本来日本の国土は熱帯地域に近い気象条件のところが多いんですけど、1年のおおよそ半分の期間、高い気温と高い湿度にさらされるわけです。

そのような環境下で有機物である木を延命しようと思ったら、とにかく風を当てて乾燥状態を維持するしか方法はありません。

それでも常に空気中に漂っている腐敗菌や全国に生息するシロアリから完全に木を守るのは不可能に近いことだと思います。

これからは歴史に残るような建物はもちろん、一般住宅も腐ったり、シロアリに食べられたいしない、RC(鉄筋コンクリート)造にしなければいけません。

弊社はそんなこれからの建築のあり方を提唱しています。

それでは。

今日もありがとうございます。

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