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くもり空の涼しい東京です。
そんな今日は朝から資料作成、埼玉県新座市計画検討、蓮根の不動産会社さんと電話、世田谷区中町計画検討、生コン工場さん来社打ち合わせ、世田谷区大原計画検討など。
午後は自転車屋さんへランボルギーニのパンク修理、お問い合わせ対応、北区赤羽計画検討、新座市計画のお客様にご来社いただき打ち合わせ、ありがとうございます。図面作成など。夕方は和光市丸山台計画検討、書類チェックなど。
と言うことで、急に秋っぽい感じになりましたが、まだ8月の中旬です。そんな土曜日には恒例の家づくり講座第77回をお届けいたしましょう。
前回は、今の自分、今の家族に必要な家を作ろう。家に合わせた窮屈な暮らしではなく、あなたの暮らしを活き活きさせてくれるような家づくりをしてください。でしたね。今回からはこれまでにお届けした失敗しない家づくりの秘訣、総集編としてお届けします。
まずは住まいづくりの正しい手順の話です。
まず、最初にするべきこと。それは、先立つものですね。お金をいくら用意できるかを計算することです。
ところで、家を建てる目的ですが、家を建てることを目的にすると失敗します。なぜなら、新居で自分と家族が将来に渡って健康で楽しい生活を送ることが願いのはずです。
なのに、立派できれいな家が建ったが、切り詰めた生活をしていく中で、夫婦喧嘩が起きたり。これでは、家を建てた意味がありませんよね。
建てた甲斐が無いといいますか・・・。だから一番目は、安全な予算を組むことです。建てる前よりも生活水準が上がることが理想ですね。
もし、ゆとりある予算を組むことができれば楽しい生活が送れますよね。しかし、多くの人は限界の予算を組んでいます。目一杯、借りれるだけ借りて家を建てています。
だから、一つ歯車が狂うと返済が滞ってくるわけですね。そうならないために、安全な予算を立てて下さい。
二番目は、自分自身を知ることです。本当に自分が欲しいものは何か?それを知ることです。
情報過多の時代です。「なんか感じがいいな」 「自分にとって良さそう」そんな感情に惑わされます。ですから、本当に必要なもの、どうしても欲しいもの、それを自分で知ると言うことですね。
例えば、車。車の場合、乗用車、ワンボックスカー、スポーツカーなどいろんなタイプがあります。
スポーツカーが欲しい場合、スポーツカー専門の所へ行きますよね。間違っても、乗用車やワンボックスカーのところには行きません。
でも家の場合は、違うんです。ただ家を建てたいと言うことで、特徴の違うところに行ってしまうんです。
車で言うとスポーツカー、乗用車、ワンボックスカーなどタイプ関係なく無差別に行ってるんです。そして、それを同じ土俵でどれが良いかと比較するわけです。
用途が違うので、本来は比べられないものですよね。このように、自分が欲しいものが分からずに行動すると、正しい判断ができなくなるんです。
業者さんも、お客さんがきたら当然自分の商品を勧めます。「あなたは、うちじゃなくAホームのほうが良いですよ」なんて、言ってくれません。
そうではなくて、「うちに任せてくれれば、あなたの望む家を建てて差し上げます」と必ず言います。
だから自分が欲しいものを知って、それが得意な業者さんを探さなければいけません。そして、その中から1社に絞るのが正しい方法なんです。
だから、二番目は、自分の欲しいものを知る、ということですね。
次は、三番目。それは、かなえたい要望に順番をつけることです。優先順位ですね。
すべてをかなえようとすると当然予算オーバーします。そうならないために、本当に自分に必要なもの、どうしても欲しいもの、その予算配分も、自分で決めないといけないわけです。
それには、自分の価値観や価値基準を自分で理解していないと決められません。後ほど詳しく話しますが、予算に影響する重要な要素は4つほどあります。
まず1つ目、それは広さです。広くなればなるほど、当然、家の値段は高くなります。
2つ目は家に使う建築材料。材料の質、グレードですね。良い物や高価なものを使えば当然高くなります。
3つ目はデザイン性。かっこよさですね。かっこいい家にしようと思えば思うほど、予算が増えてきます。
最後の4つ目は、部屋数ですね。同じ広さでも、部屋数が多いほど、高くつきます。なぜなら、壁の量は多くなるし、窓やドア、収納なども増えるので高くなります。
予算に影響するものは、広さとグレードとデザイン性と部屋数です。この4つを、全て満たそうとすると当然予算オーバーします。予算を100とすると、何かを優先すると、他のものは抑えないといけません。
しかし、全部かなえようとするんです。ですから、100じゃなくて120とか、150とかになってしまうわけです。例えば、広さを最優先するなら、他の三つの要素は残った予算の中で配分しなければいけないんです。これが、優先順位を決めるということです。
それから、四番目。それは、正しい選択基準と判断基準を身につけることです。
例えば土地を選ぶ場合。確かな判断基準、選択基準がないと、正しい判断が出来ません。また、それは業者を選ぶ場合でも同じです。この業者選びは、最も難しいです。ですから、業者選びの正しい判断基準を持たなければいけません。
以上が正しい住まいづくりの手順です。この手順ですまいづくりをすすめれば、決して後悔することはありません。そして、きっと自分の満足のいく家を建てることができます。
正しい手順をまとめておきますね。
まず一番目は、自分の安全な予算を把握することです。
そして二番目は、自分を知ること。
続いて三番目は、優先順位をつけること。
そして最後は、正しい判断基準と選択基準を持つことです。
今日は、住まいづくりには正しい手順があると言う話でした。次回は、安全な予算を組むためにはどうすればいいかと言う話です。
それでは良い週末を。
今日もありがとうございます。
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